7月19日に臺灣地區で、中國大陸部の遼寧省から來ていた観光客を乗せた観光バスが炎上し、中國人観光客24人と運転手、ガイドの計26人全員が死亡した事故で、臺灣地區「中國時報」は、桃園地方法院検察署(地検署)が運転手の蘇明成の體內から、高濃度のアルコールを検出したと報道した。血中濃度は1リットル當たり1.075ミリグラム。検察側は、蘇明成の表皮サンプルも鑑識のために消防局火調科に提出したものの、衣類は損傷が激しく、焼身自殺を図ったかどうかは斷定できないとしている。中國臺灣網が報じた。
調査員によると、地検署は、蘇明成がバスを運転しながら酒を飲み、ガソリンを使って焼身自殺を図った可能性もあると見ている。そのため、蘇明成の皮膚の表皮を採取し、ガソリンの殘留成分の有無を確かめるため、鑑識に提出した。ただ、ガソリンは衣類にしか付著せず、また蘇明成の焼死體の炭化がひどく、ガソリンを體にかけて焼身自殺を図ったかどうかを判斷するのは困難としている。
調査員によると、バスにあったペットボトル5本が鑑識に出され、ガソリンの成分のオクタン価の含量に基づいて、車內に火災を起こしたのは無鉛レギュラーガソリンで、運転席付近から出火したことが判明している。現時點では最終的な結果をまとめている段階で、1日付で報告後に発表される予定で、今後検察側の捜査方針を示すことが望まれている。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年8月2日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn