習近平國家主席は3月31日に米國ワシントンD.C.で、韓國の樸槿恵大統領と會談し、二國間関係やともに関心を寄せる重要な國際問題、地域問題について掘り下げた意見交換を行った。
習主席は、「中國は韓國が『一帯一路』(1ベルト、1ロード)の建設に積極的に関與することを歓迎する。雙方は國家発展戦略の連攜を加速的に推進し、自由貿易協定(FTA)の実施に向けた作業を重點的にしっかりと行い、金融協力を深化させ、中國?韓國産業パークの建設が実質的な進展を早急に遂げるよう推進し、東アジア経済の一體化プロセスを推進するべきだ。雙方は國際連合、主要20カ國?地域(G20)、アジア太平洋経済協力(APEC)などのメカニズムにおける協力を密接にし、世界的な問題でコミュニケーションと協調を強化する必要がある」と述べた。
樸大統領は、「韓國は対中関係を非常に重視しており、相互信頼の深化を基礎として韓中の戦略的協力パートナー関係が絶えず前へ向かって発展するよう推進し、雙方がトップレベルの戦略的コミュニケーションを強化することに賛同するとともに、各レベル、各分野において密接に交流したい考えだ。當面のグローバル経済情勢の下で、韓中雙方は経済貿易などの分野での実務的な協力を強化し、韓中FTAの実施を加速させ、『ユーラシア?イニチアチブ』と『一帯一路』建設の連攜を実現させる必要がより高まっている」と述べた。
両國の元首は朝鮮半島情勢について見方を交換した。習主席は、「中國は半島の非核化を実現し、半島の平和安定を維持し対話と話し合いを通じて問題を解決することを堅持し、各方面が國連安全保障理事會の関連決議を全面的に完全に履行すべきであると主張する。中國は各方面が情勢の緊張を激化させるいかなる言動を取ることも回避し、この地域の各國の安全保障上の利益と戦略的バランスを損なうべきではないことを呼びかける。対話と話し合いは問題解決のただ一つの正しい方向性であり、中國は建設的な努力をして、6カ國協議の枠組での対話の再開を推進したい」と述べた。樸大統領は當面の半島情勢に対する韓國の見方を示すとともに、関連の問題について中國と密接なコミュニケーションを維持したい考えを示した。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年4月2日