○北京國際映畫祭は中外合作を促進
苗副秘書長は中外合作について次のように語った。
北京國際映畫祭は中國と海外の映畫交流を促進するだけでなく、さらに中外合作に最適なプラットフォームを提供しており、現在中國映畫が國際的な舞臺に進出するための最高のルートである。
現在、中國國內で人気が高いコメディー映畫で興行成績も非常によかったとしても、海外で受けいられることは非常に難しい。それは國の違いから文化的背景も異なり、西洋人には中國式ユーモアを理解することが難しいからだ。現在、海外でも認められている中國映畫は主に「グリーン?デスティニー」や「HERO」、「SPIRIT」といったアクション時代劇映畫だが、こういった作品ばかりを製作しているわけにはいかない。時が経てば、海外の観客はこの種の作品を新鮮に感じなくなってしまうだろう。中國は現在、成熟したタイプの映畫作品が少ない。國際的にもそれなりの興行成績を上げているインドのミュージカル映畫や日本のアニメーション映畫はいずれも純國産の作品であり、中國には現在まだこういった種類の成熟したタイプの作品がまだ無い。そのため、國際的な市場を目指す場合、中外合作というルートを利用する必要がある。
例えば映畫「狼図騰」は海外の監督を招き中國のストーリーを描いている。この種の中外合作による映畫製作には海外の優秀な映畫人や監督に加わってもらうことが可能で、海外の先進的な映畫技術を取り入れることもできる。そして映畫のクオリティを高めることができる一方で、中國側は合作する海外側の配給ルートを通じて、國産映畫を國際舞臺に展開することが可能となる。北京國際映畫祭はこの種の多くの合作を促し、最終的に中國映畫を國際舞臺に送り出すことを目的としている。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年4月1日