國家外貨管理局がこのほど発表した最新のデータによると、2月度の銀行における外國為替赤字は339億ドル(約3兆7774億円)で、1月度の544億ドル(約6兆円)がら4割近く減少しており、外國為替赤字は大幅に縮小されたことが明らかになった。経済日報が伝えた。
これに対して、國家外貨局のメディアスポークスマンは、「中國のクロスボーダーの資金流出圧力が大幅に緩和されたのは明らかだ。今年に入ってから、企業と個人など非銀行部門の外國為替赤字と外國受払い赤字はそれぞれ減少傾向にある。2月度、非銀行部門の外國為替赤字は350ドル(約3兆8990億円)で、1月度と比べると50%減少している。春節(舊正月)長期休暇の要因を除いて計算した取引日の一日當たりの赤字は前月に比べ37%減少しており、非銀行部門の外國受払い赤字は305億ドル(約3兆3397億円)で一日當たりの赤字は1月度より39%減少した。そのうち外國受払い赤字は105億ドル(約1兆1697億円)で、1日當たりの赤字は前月に比べ42%減少している」と発表した。
具體的な狀況から見ると、現在中國市場が主體になっている外貨資産負債構造をより安定するよう調整している。一方では、「外貨の民間保有」が著実に進んでいる。2月度の外貨預金殘高は83億ドル(約9246億円)で、1月度と比べると増加幅は113億ドル(約1兆2588億円)減少した。もう一方では企業の債務返還のテンポは減速しており、2月度のクロスボーダー融資殘高は25億ドル(約2785億円)減少し、1月度の下落幅と比べると72億ドル(約8020億円)減少した。
前述のスポークスマンは、內外の市場環境の変化がクロスボーダーの資金流出圧力を緩和させたと見ている。まず、國際的な金融市場は変動後、徐々に安定方向に向かっている。米ドル指數が1月末に大幅に値を下げた後小幅な変動にとどまっている。