ビジネス向けSNSのリンクトイン(中國)が人事コンサルティング會社?エーオンヒューイットと共同で発表した「2016年中國インターネット金融人材白書」によると、インターネット金融業界の人材のうち85%が他の業界からの転業者。同業界への流入が最も多いのはハイテク業界で、以下、インターネット業界、金融業界の従事者と続いた。多くの業界から、人材がインターネット金融業界へと流れている。京華時報が報じた。
調査結果によると、インターネット金融業が発展するにつれ、コンピューターや金融、管理などを専門とする人材が同業界へ流れている。インターネット金融行従事者のうち34.8%がプロジェクトや情報技術の分野で活躍していることは注目に値する。これは、インターネットと金融が融合する過程において、インターネット関連の技術者がインターネット金融業の成長に非常に重要になっているということを意味している。
リンクトイン(中國)の責任者?王希娜氏は、「現在、インターネット金融業の従事者85%が他の業界からの転業者。インターネット金融業には、インターネットや金融業関連の従事者が流入していると多くの人が考えているかもしれないが、當社の比較?分析では、ハイテク産業からの転業が最も多いことが分かった」としている。
ネット専用保険會社「衆安在線財産保険」の人事ディレクター?王振宇氏は、「インターネット金融のイノベーション企業は、多くの人にとって魅力がある。なぜなら、その種の企業は中?長期的に従業員がモチベーションを保てるシステムを制定しているため、従業員は自社の価値が向上する過程で、自分の価値をも向上できるから」と説明する。
所得を見ても、インターネット金融業の新入社員の年収は10萬元(約175萬円)、2-3年の経験を積むと50%増もざらだ。さらに、中核を擔う人なら25‐35萬元(約437萬‐612萬円)、管理職なら約45萬元(約787萬円)だ。出世を続け、一番上の管理職になるとその額は250萬元(約4375萬円)まで跳ね上がる。
インターネット金融業、インターネット業界の出世、昇給は早いのに対し、金融會社の従業員の出世は比較的おそいという。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年3月15日