2011年3月11日、東日本大震災(zāi)が起きると、中國は一番に救援部隊を日本に派遣して災(zāi)害救助を支援し、日本に緊急無償資金協(xié)力として現(xiàn)在までで最高額である計3000萬元(約5億3千萬円)を提供した。また日本側(cè)の要請に基づき、毛布2000枚、テント900張、攜帯式非常用照明200個等物資を3回に分けて日本に輸送した。また地方政府と民間機構(gòu)からもさらに多くの支援が日本にもたらされた。
そして震災(zāi)後5周年を迎えた今年の3月11日、中國の新聞「環(huán)球時報」に在中國日本大使館と木寺昌人駐中國大使の名で「ありがとう中國!日本の東北地方はご訪日を歓迎いたします!」と題した広告が掲載された。このほど人民網(wǎng)は在中國日本大使館にこの広告掲載の件に関する取材を行った。人民網(wǎng)が伝えた。
〇今回この広告を掲載することとなったきっかけは?
2011年3月11日の東日本大震災(zāi)の発生に際して、中國を含む世界各國から多くの支援をいただいた。今回、震災(zāi)発生から5年という節(jié)目を迎えるに當(dāng)たり、支援いただいた中國の人々に改めて感謝の気持ちを伝えるとともに、復(fù)興が進む東北の現(xiàn)狀についても知ってもらい、更に多くの中國の人々に日本を訪れてもらいたいという気持ちから、大使のメッセージを掲載することにした。
震災(zāi)から5年が経ち、復(fù)興は著実に進んでいる。震災(zāi)に起因する原子力発電所事故についても放射性物質(zhì)の除去等、その対応は確実に進んでおり、流通する食品の安全も確保されている。このことは國際原子力機関(IAEA)でも評価されている。また、大気中の放射線量は海外主要都市と同水準(zhǔn)の値となっており、日本國內(nèi)各地の數(shù)値は全て公表されている。大使館としては、引き続き、食品安全の確保に萬全を盡くす我が國の取り組みと、空間放射線量についての正確な情報の発信を続けていく必要があると考えている。また東北地方のグルメや観光名所等の情報についても積極的に発信していくつもりだ。