日本人の年越しといえば元旦だが、元旦前後に長年の間、日本全國で行われる習慣がある。日本で生活する外國人は初めのうち、日本人の年越しの習慣を理解できないと感じるが、何年かすると郷に入っては郷に従えとばかり、気付けば日本人と同じように元旦前後は同じように忙しくするようになる。そんな習慣の一つに年賀狀がある。(文:歐陽蔚怡。在日華字紙?中文導報掲載)
日本の新年に年賀狀を送り合う習慣が始まったのは100年ほど前だという。現在ではIT時代となり、多くの人々のコミュニケーション方法が変化しており、インターネットによる年賀狀の登場や、電子メッセージによる年賀狀などの形式が郵便による伝統的な年賀狀に打撃を與えており、年賀狀の枚數は毎年減少していく傾向が続いている。それでもなお、年末には親友や仕事関係の相手先に郵便で年賀狀を送る國民が多數だ。統計によれば2015年度の一人あたりの平均年賀狀枚數は40枚前後でその枚數は依然として世界トップとなっている。