天津市浜海新區人民政府が14日に明らかにしたところによると、天津港で2015年8月12日に発生した危険品倉庫特別重大火災爆発事故の後続の取り組みである重化學工業移転プロジェクトが緩やかに進行中だ。多數の企業がすでに移転プランをまとめ、浜海新區の南エリアに計畫された南港工業區に移転し、集中的配置による発展を実現させている。天津市浜海新區安全生産監督管理局の単玉厚局長は、「當初の計畫では今後は南港工業區以外で新規化學工業プロジェクトを認めない方針」と話す。新華社が伝えた。
爆発事故は浜海新區の発展に深い教訓を殘した。同監督管理局のまとめた統計によると、事故発生後に同新區では危険品を取り扱う化學工業企業583社が検査?排除の対象となった。そのうち「レッドリスト」に入れられ、取り消し?閉鎖?転業?移転計畫の対象になった企業は85社あり、9社が改善の取り組みを終え、10社が移転計畫を立て、殘り66社は関連プランの制定を確認する文書にサインした。
単局長は取材に答える中で、「當局は目下、危険品を取り扱う化學工業企業の分布地理情報マップを作成中で、できるだけ早く新區全體の分布狀況を示す『マップ』の公開を実現させると同時に、特別重大火災爆発事故のリスクを抱えた重點企業に対するオンラインでの監督コントロールを実現させたい考えだ」と述べた。
同新區は今後さらに區全體の化學工業産業の配置を調整し、當初の計畫では今後は南港工業區以外で新規化學工業プロジェクトを認めず、天津臨港経済區の化學工業産業の補完作業の規模を拡大せず、天津大港石油化學産業パークやその他の機能區、市街地エリアで危険な化學物質の製造?貯蔵プロジェクトを新たに認めず、新區全體の危険な化學物質の製造?貯蔵企業を南港工業區に集中させる方針だ。
南港工業區は同新區の南エリアにあり、渤海灣に隣接し、大港油田に近く、世界トップクラスの重化學工業産業基地および港灣総合機能區の建設地とされる。これまでに原油貯蔵庫3カ所が建設され、中國?ロシア大規模石油精錬プロジェクトをはじめとする多くの大規模石油化學プロジェクトが進出した。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年2月15日