ある人の身體が健康か否かということは、健康素質レベルと密接にかかわっている。専門家の研究によると、健康素質レベルが個人の健康にもたらす影響力は60%に上る。優れた體質の持ち主の多くは、その體質を規則的かつ健康的な生活から得ているのが実情だ。中國青年報が伝えた。
健康素質とは、個人が基本的な健康関連情報?サービスを入手?理解しており、これらの情報?サービスを利用して正しい判斷を下し、健康面での自分の能力を維持?促進することを指す。
中國國家衛生?計畫出産委員會がこのほど発表した統計データによると、現時點で、全國住民の健康素質レベルはわずか9.48%という。つまり、中國で、基本的な健康関連情報?サービスを入手?理解しており、これらの情報?サービスを利用して正しい判斷を下している人の割合は、9.48%にとどまっている。
9.48%という數値は、100人のうち、健康素質を備えた人は10人未満であることを示しており、レベル全體としてはかなり低い。同委員會が発表した「全國住民の健康素質促進行動計畫(2014~2020年)」では、2020年までに。全國住民の健康素質レベルを20%まで引き上げるという目標が打ちだされた。
「知識―行動―技能」なる理論モデルによると、健康素質レベルには、「基本的な健康知識と理念に関する素質」「健康的な生活パターンと行動に関する素質」「基本的技能に関する素質」の3方面が含まれる。2013年時點での中國住民の素質レベルはそれぞれ、20.4%?10.6%?12.5%だった。これは、住民が健康知識や理念を獲得することは比較的容易だが、健康的な行動習慣を養い、健康面での基本的技能を身に著けることは難しいことを物語っている。(編集KM)
「人民網日本語版」2015年12月16日