2015年世界ロボット大會が25日に北京で開幕した。「経済參考報」が伝えた。
習近平國家主席は開幕式でのあいさつの中で、「情報化と産業化が絶えず融合し、ロボット科學技術を代表とするスマート産業が勃興発展するのにともない、(ロボットは)今の時代の科學技術イノベーションの重要な指標となった。中國はロボットとスマート製造を國の科學技術イノベーションの優先的重要分野に組み込んでいる」と述べた。
現在、ロボットは人類の製造と生活に影響を及ぼす4大科學技術の一つであり、また15年の世界10大技術の一つとされる。多くの國がロボットを國家計畫に組み込み計畫と作業を重點的に進めている。
中國科學院(科學アカデミー)などの機関の分析によると、目下のグローバルロボット産業は産業用ロボット、農業用ロボット、醫療用ロボットの3つの分野に焦點が置かれる。産業用ロボットは最も急速に発展する分野で、販売量は米國、ドイツ、中國、日本、韓國の5カ國で世界の7割を占めるという。農業用ロボットは複雑な地形や天候といった要因に対応する必要があり、歐米と日本などの研究機関がスマート化の水準向上を目指し努力を重ねている。
歐米と日本の醫療用ロボットは脳神経、前立腺、心臓病、脊柱、低侵襲治療などの外科手術で幅広く応用され、先進國の手術用ロボットの年増加率は40%を超える。予想では、今後5年間の世界のロボットの年平均増加率は25%を上回るという。
▽米?獨?中?日?韓で産業用ロボット販売の7割
國際ロボット連盟(IFR)がまとめた統計によると、過去數年間2けたの高度成長を遂げたロボットだが、14年の世界の産業用ロボット総売上臺數は22萬9千臺に過ぎない。このうち中國での販売臺數は5萬7千臺だ。中國の産業従事者1萬人あたりのロボット保有臺數は36臺で、韓國の478臺、日本の374臺、ドイツの292臺、米國の164臺と大きな開きがある。