天貓(Tmall)はさきに初めて主戦場を北京に移した後、このたびは今年の「ダブル11」(獨身の日、11月11日)の北京戦略を明らかにした。北京では上限を設けずに市場への投資を進め、蘇寧電器の全店舗にサービスカウンターを設置するという。またイベント「ダブル11の夕べ」の會場を「水立方」(北京國家水泳センター)にしたと発表した。「京華時報」が伝えた。
北京戦略の一部として、今年は天貓「ダブル11」指揮部も北京入りする。グループ親會社のアリババ(阿里巴巴)によると、今年の手法は「全面的バージョンアップ」で、グローバル化された全方位のチャンネルというビジネスの顔と「消費プラス娯楽」という雙方向の形により、消費者と一緒に世界的な熱狂の空間を作り出すことを目指すという。
アリババ(阿里巴巴)グループ中國小売事業群の張建鋒総裁は、「天貓スーパーと天貓電器城が北京市場に力を入れるようになってから、天貓は北京市場で価格面およびサービス面の強みをもつようになった」と話す。
北京戦略が明らかになった日以降、蘇寧の1600店舗に天貓のサービスカウンターが続々と設置される。このカウンターでは天貓で購入した攜帯電話およびデジタル製品の修理點検サービスを受けられるほか、天貓電器城で購入した商品の返品?返金サービスも受けられる。
蘇寧雲商集団の侯恩竜最高執行責任者(COO)は自身の微博(ウェイボー)で、「平京戦役」と発信した。蘇寧によると、侯COOは同日夜にも「京東を平定せよ?こぞって反転攻勢」という作戦の指令を出し、「ダブル11」の戦いの第1撃を放ったという。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年10月20日