「アジアインフラ投資銀行(AIIB)は國際的な金融機関であり、その規則と制度、運用は中國の一存ではなく、各參加國の協議により決める必要がある。中國はAIIBが現有の多國間開発銀行の経験と手法を十分に參考にし、ガバナンス、業務政策、人的資源管理などの面で國際性、規範性、高水準を堅持し、専門的で効率的な運用、透明性を堅持することに賛成する」。中國の習近平國家主席は訪英前にロイター通信のインタビューにこう述べた。人民日報が伝えた。
AIIBの運用の透明性を確保し、世界一流の管理を実現する方法に関する質問に習主席は「現在すでに53カ國の創設メンバーが署名した『アジアインフラ投資銀行協定』は多くの面で現有の多國間開発銀行の手法を參考にすると同時に、いくつかのブレイクスルーやイノベーションを果たしている。例えばガバナンス面では多國間開発銀行で広く行われている手法に従い、理事會、役員會、管理層の3レベルの管理枠組を設けるとともに、透明、公開、獨立、問責の原則に従い銀行監督メカニズムを構築している。協定は『公開、透明、優れた者を選ぶ』との管理層選抜原則を明記している。これは現有の主要な多國間開発銀行の規則と異なる革新的な點だ」と指摘。
「AIIBと現有の多國間開発銀行は相互補完関係にあり、將來は知識共有、能力開発、共同融資などの面で積極的に協力を展開する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年10月19日