中國國家知識産権局(知財局)の甘紹寧副局長は記者會見で、特許データサービス試験システムを開通し、中國?米國?歐州?日本?韓國の特許庁の既存のデータのダウンロード?更新サービスを無償提供すると発表した。同システムは5カ國の特許庁の中で初めて、自國の特許基礎データのほかに、外國の特許基礎データを社會に提供する場となる。そのデータは、世界の既存の特許データの約8割を占める。中國科學報が伝えた。
中國國家知識産権局自動化部の銭紅纓部長によると、同システムは中國の発明?実用新案?意匠の登録中の項目と全文?畫像データ、発明?実用新案の全文および英文要約を提供する。同システムはこれを踏まえた上で、日本の登録項目と英文要約、韓國の英文要約、米國の全文、歐州特許庁の全文および各國の特許データベース(DOCDB)を提供する。同システムが提供する特許基礎データ資源は、現時點で計20種に達している。
中國國家知識産権局は公開可能な特許基礎データの範囲拡大、システムが提供する特許データ資源リストの充実化に取り組んでいる。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年12月12日