「中國(guó)封じ込め」は自信不足の表れ

　米日両國(guó)はアジア安全保障會(huì)議で調(diào)子を合わせ、対中世論「集中攻撃」を盛り上げた。日本メディアの報(bào)道によると、近く開(kāi)催されるG7首脳會(huì)議は聲明で中國(guó)の海洋活動(dòng)を「名指し」で批判する（本當(dāng)にそうなのか、われわれは見(jiàn)守っている）。これを受けて、中國(guó)「封じ込め」の大戦略がすでに始まったと見(jiàn)るメディアもある。（文：華益文?國(guó)際問(wèn)題専門家。人民日?qǐng)?bào)海外版コラム「望海樓」掲載）

　「封じ込め」はつまり抑止することだ。現(xiàn)在の米日の対中政策が本質(zhì)的に「抑止」と総括できるのか否かは論爭(zhēng)のある問(wèn)題であり、少なくとも米日政府は否定している。だが「封じ込め」であれ、「抑止」であれ、あるいは別のどんな表現(xiàn)であれ、米日の対中政策と中國(guó)に関する言動(dòng)に含まれる対中防備、牽制、さらには抑止の成分は明らかだ。

　安倍氏は就任以來(lái)、様々な機(jī)會(huì)を借りては釣魚(yú)島（日本名?尖閣諸島）、南中國(guó)海、軍事など少なからぬ問(wèn)題で「中國(guó)の脅威」を誇張し、日本メディアの表現(xiàn)を借りるなら対中「包囲網(wǎng)」の構(gòu)築に力の限りを盡くし、中國(guó)封じ込めの外交を展開(kāi)している。米國(guó)は対外戦略の重點(diǎn)をアジアに転換した後、釣魚(yú)島に対する日本の「施政権」を公に支持しているうえ、大統(tǒng)領(lǐng)が前面に出て米日安保條約の釣魚(yú)島への適用を數(shù)回重ねて表明し、米日同盟を利用して中國(guó)を脅し、阻んでいる。米國(guó)は南中國(guó)海問(wèn)題でもたびたび発言し、特定の側(cè)につくのではないが、実際には特定の側(cè)につく以上の小細(xì)工を多く弄し、ベトナムとフィリピンの後ろ盾となり、紛糾を引き起こした側(cè)として中國(guó)を描いている。

　表象を透過(guò)して本質(zhì)を見(jiàn)ると、米日が中國(guó)に対して不遜な物言いをし、合同で封じ込める根本的原因は2つある。第1に、対中戦略の焦慮。ここ何年かの臺(tái)頭によって高まり続けている中國(guó)の総合國(guó)力と國(guó)際的影響力に、米日はいささか適応できずにいる。第2に、各自の戦略上の計(jì)算。米國(guó)は中國(guó)を自らの覇権維持に対する最大の潛在的脅威と見(jiàn)なすことで、自らの戦略調(diào)整さらには國(guó)防予算の増減と配分に効果的な理由を見(jiàn)いだすことができる。安倍氏は中國(guó)を日本がかつての「輝かしい」夢(mèng)を取り戻すうえでの最大の「邪魔者」と見(jiàn)なし、改憲と軍事力強(qiáng)化の口実にしてもいる。