百事通が米マクロソフト社と提攜して、ゲーム機「XBOX」を大陸部に導入したのに続き、XBOX最大のライバルである日本のソニーの「プレイステーション」(PS)もまもなく中國に進出することになった。「新京報」が伝えた。
東方明珠は25日に公告を出し、全額出資子會社の上海東方明珠文化発展有限公司が近くソニーの中國法人?索尼(中國)有限公司と合意を結び、中國(上海)自由貿易區に合弁會社を設立して、PS関連業務に従事することを明らかにした。これにより、上海文化広播影視集団傘下の二大上場プラットフォームである百事通と東方明珠が、いずれもゲーム業務を取り扱うことになった。
まもなく設立される合弁會社は2社あり、東方明珠とソニーがそれぞれ株式を保有する。公告によると、新會社は上海東方明珠索楽文化発展有限公司と索尼電脳娯楽(上海)有限公司で、文化発展公司は東方明珠が株式の51%、ソニーが49%を保有する。電脳娯楽公司はソニーが70%、東方明珠が30%を保有する。
東方明珠が明らかにしたところによると、文化発展公司は主にソフトウエアの発行、販売、ネットワークプラットフォームの構築に従事し、登録資本金は1千萬元(1億6343萬円)。電脳娯楽公司は主にハードウエアの生産と販売に従事し、登録資本金は4380萬元(7億1559萬円)。
業界アナリストによると、ソニーが東方明珠を選んで合弁會社を設立することには2つの理由があると考えられる。一つは、民間のインターネット企業に比べて、東方明珠は國有資本企業であり、大小の各種メディアが統合された上場プラットフォームであり、高いブランド知名度と強い総合力を備えていることだ。もう一つは、関連のある上海市文化広播影視管理局にはゲームソフトの審査権があり、今後のソフト審査にとってプラスになると考えられることだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年5月26日