京津冀一體化が成功すれば北京の不動(dòng)産価格は下がる

國家発展改革委員會(huì)學(xué)術(shù)委員會(huì)の張燕生秘書長（事務(wù)局長）は28日に北京で行われた、「京津冀の一體化、共同発展に力を入れよう」をテーマとする中央人民ラジオ「経済之聲」のイベント「大國の大時(shí)代—中國経済報(bào)告會(huì)」で、北京市（京）、天津市（津）、河北省（冀）の一體化が成果を上げることができれば、北京の不動(dòng)産価格は必ず値下がりすると述べた。経済學(xué)者の馬光遠(yuǎn)氏もこうした見方に賛同し、京津冀一體化の概念が一部の地方で不動(dòng)産投機(jī)熱をあおっているが、長期的にみれば、一體化が成功した場合、北京の不動(dòng)産が今ほど高額である理由はなくなると述べた。

京津冀の一體化は最近、大陸部の各方面が大きく注目する話題だ。同委の范恒山副秘書長が同日北京で述べたところによると、現(xiàn)在、同委は京津冀一體化の計(jì)畫および文書の起草作業(yè)を急ピッチで進(jìn)めているという。

張秘書長の指摘によれば、京津冀の一體化では共同での発展を?qū)g現(xiàn)するには、體制やメカニズムの共同革新を果たすことが必要だ。過去35年間の経験からわかることは、経済や社會(huì)が順調(diào)に発展したところはどこでも、政府が手にした権力を最大限に基層レベルの政府に委ね、市場や企業(yè)に委ね、社會(huì)に委ねている。京津冀一體化の共同での発展で始めにするべきことは、この地域と長江デルタ地域、珠江デルタ地域との非常に大きな格差を埋めることだ。経済の活力も社會(huì)の活力も発展に向けて力不足だといえる。

張秘書長は次のように話す。京津冀の一體化が共同での発展を?qū)g現(xiàn)しようとするなら、大気汚染という突出した問題の解決が必須だ。2013年の全國十大汚染都市のうち、7つが京津冀地域の都市だった。これはつまり、京津冀地域が発展の黃金期にさしかかりながら、大気環(huán)境の汚染により企業(yè)や機(jī)関や人材がこの地域を離れざるを得ない狀況が生まれているということだ。そこでエコ文明文明の建設(shè)と大気環(huán)境の汚染対策が京津冀がさらなる発展を遂げる上でのカギになる。

馬氏は各地方が獨(dú)りよがりに陥ることを防ぐという點(diǎn)に言及した。獨(dú)りよがりに陥ることを防ぐというのは、各地方の政府関係者に自分たちの地方の利益を考えさせないということではない。北京の役人が北京のことを考えず、河北省のことを考えるなら、中國共産黨中央組織部はこれに異議を申し立てる。獨(dú)りよがりを防ぐという目標(biāo)を?qū)g現(xiàn)するためのカギは、行政區(qū)畫の調(diào)整と公共サービスの一體化にある。

また馬氏は次のように強(qiáng)調(diào)する。一體化というのは、平らにならすということだ。京津冀を平らにならそうとすれば、河北省を引き上げることが必要になる。よって河北省の発展こそが京津冀地域が真に一體化を?qū)g現(xiàn)できるかどうかのカギになる。

同報(bào)告會(huì)では、京津冀の一體化が不動(dòng)産価格に及ぼす影響にも參加者の関心が集まった。張秘書長によれば、一體化が成果を上げれば、北京の不動(dòng)産は必ず値下がりして、より合理的なものになると指摘する。

また馬氏は次のように指摘する。今、未來の住宅の増加も含む不動(dòng)産の需給を踏まえて考えると、不動(dòng)産が落ち著く日の到來はカウントダウンの狀態(tài)に入った。長期的にみて、京津冀の一體化が北京周辺の不動(dòng)産価格を救済できない可能性もあるが、一體化が順調(diào)に進(jìn)めば、北京の不動(dòng)産があれほど高額である理由はなくなる。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年5月29日