張爽さん。 |
日本語を習(xí)ったことも、日本語を?qū)Wぶ教材を買ったこともなく、子供のころから日本のアニメを見たり、アニメソングを聞きながら日本語を?qū)Wんだだけで、高校生の時に日本語能力試験の最上級のN1に合格した張爽さん。知人らは皆「彼女は日本語と縁がある」と聲を揃える。また、福建省の福州外國語學(xué)校で教師を務(wù)める張さんの母親の同僚らも、張さんがアニメを見て日本語を?qū)Wんだことを知ると、「日本語の天才」と目を丸め、日本に留學(xué)するよう勧めたという。日本の華字紙「中文導(dǎo)報」が報じた。
張さんは日本に留學(xué)することを決め、あこがれの京都大學(xué)の入試を受けることにした。張さんは入試の面接で、志願理由書の內(nèi)容やその回答に基づいた質(zhì)問をされた。例えば、志愿理由書に栽培、育種の方法を?qū)Wびたいと書いていたため、そのことに関した質(zhì)問をされた。
リラックスした雰囲気の中行われた面接では、面接官の笑い聲が絶えず、張さんも緊張せずに自分の持ち前を発揮できた。彼女の流暢な日本語に、面接官らは驚きを隠せなかったという。面接終了後、張さんが退席した後も、面接室からは面接官の笑い聲が聞こえてきた。張さんは、とても明るい面接官は絶対に関西人だと思った。
とても快活的な性格の張さんは、率直な関西人と息が合い、「性格が合う人が好き。國籍は関係ない」と語る。
歌手にもチャレンジ
京都大學(xué)農(nóng)學(xué)部は世界でもトップクラスの研究レベルを誇る。張さんが入學(xué)したのは京都大學(xué)農(nóng)學(xué)部の資源生物科學(xué)科だ。張さんは理系であるものの、機器には関心がなく、動植物の生命個體にとても興味を持っており、獣醫(yī)になることも考えている。資源生物科學(xué)科を卒業(yè)すれば、食品會社や政府の農(nóng)林水産省、研究院などに就職できる可能性がある。
大都市?東京で約1年過ごした張さんは、東京の人は冷たく、東京はストレスの大きい街だと感じた。一方の京都では、街の人が皆笑顔で、東京とは全然違うと感じた。
張さんの趣味は歌を歌うこと。ネット上ではちょっとした有名人だという。そんな張さんは昨年、アニメソング限定の音楽オーディションイベント「全日本アニソングランプリ」に參戦した。同イベントには、毎年1萬人以上の応募者が集まり、出場をきっかけにメジャーデビューする人が毎年いる。第二回大會のグランプリ受賞者がカナダ人だったことを知った張さんは、ポケットモンスターの挿入歌を歌い、予備予選となる音源審査を通過した。しかし、審査員の前で歌を歌う予選では落選した。しかし、張さんは決して落膽しておらず、次もまた挑戦したいという。
「自分を信じ、『不可能』とは考えないこと。試していれば、成功する可能性がある」というのが張さんの率直な気持ちで、大學(xué)受験も歌のイベント參加も、笑顔で臨んでいる。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年5月26日