外交部(外務省)の洪磊報道官は22日、中國が衛星の畫像で発見した漂流物について記者の質問に答える中で、「発見後すぐにマレーシアとオーストラリアの両國政府に狀況を説明した。これらのデータが行方不明になったマレーシア航空機「MH370」の捜索に役立つことを願う。漂流物がマレーシア機と関連があるかどうかについては、さらに分析を確認を行う必要がある。中國は海?空における捜索救助の総力を挙げて南インド洋の関連海域で捜索活動を展開しており、引き続き各方面と密に協力し、関連する情報を共有し、全力で捜索救助活動を進めていく」と述べた。
國家國防科技工業局が22日に明らかにしたところによると、中國資源衛星応用センターや中國科學院(科學アカデミー)リモートセンシング?デジタル地球研究所などの機関が関連の衛星データの解析を進めたところ、地球観測衛星「高分1號」が今月18日正午頃に撮影した畫像の中に、南インド洋海域(南緯44度57分、東経90度13分)に浮かぶ漂流物が確認された。漂流物は長さ約22メートル、幅約13メートルで、オーストラリア政府が公表したマレーシア機の殘骸とみられる漂流物のある場所から西に約120キロメートルのところを漂っていたという。
中國政府合同作業チームと在マレーシア中國大使館の擔當者は19日と22日の2回にわたり、マレーシア機に乗っていた中國人乗客の家族を見舞った。作業チーム代表を務める外交部(外務省)領事司の郭少春副司長によると、中國政府が極地観測船「雪竜」をはじめとする船舶と航空機を動員して、関連海域での捜索に當たっているほか、數十カ國が緊急捜索活動を展開している。また捜索救助を進めると同時に、マレーシア政府に調査を急ぐよう引き続き呼びかけているという。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年3月23日