6月2日、「地域的な包括的経済連攜協定(RCEP)」がフィリピンに対して発効し、RCEPは署名した15ヶ國に対して全面的に発効した。
RCEPが加盟15ヶ國に対して全面発効したことには、どのような重要な意義があるか。商務部(省)國際経済貿易関係司(局)の責任者は、「RCEPは人口、國內総生産(GDP)、物品貿易額がいずれも世界の約30%を占め、このたび15ヶ國に対する全面発効により、世界で人口が最多、経済貿易規模が最大、発展のポテンシャルが最高の自由貿易圏が全面実施の新段階に入ったことになる」と述べた。
RCEPの全面発効は15ヶ國が開放的、自由、公平、包摂的でルールを基礎とした多國間貿易體制を支援すること、全面的、互恵、ハイレベルの経済パートナーシップを絶えず推進するよう共に努力することを、実際の行動によって十分に體現したものだ。15ヶ國の物品?サービス?投資市場の開放に関する約束に、各分野のハイレベルのルールが加わって、これから地域內の原材料、製品、技術、人材、資本、情報、データなどの生産要素の自由な流動が極めて大きく促進され、より繁栄した地域一體化大市場が徐々に形成され、加盟國のより広い範囲、よりハイレベル、より深い次元での開放協力が促進されることになる。
RCEPの全面発効は中國がハイレベルの対外開放を推進する上で力強いサポートを提供することになる。中國と加盟國との物品貿易拡大に一層有利な條件を生み出し、またそれに応じたサービス貿易と投資の開放をもたらし、貿易円滑化とビジネス環境の向上を促進する。質の高いRCEPの実施を持続的に推進することは、地域の産業チェーン?サプライチェーンの融合発展を深く推進する上でプラスになり、地方、産業、企業が國際経済貿易協力の新たな可能性を開拓する上でプラスになり、より高い起點に立ったよりハイレベルの制度型開放の実現を推進する上でプラスになる。(編集KS)
「人民網日本語版」2023年6月2日