現在、観光市場が次第に回復しつつある。浙江省寧波市では、旅行の小さなピークを迎え、海外ツアー予約が殺到し、優秀なツアーコンダクターを確保することが難しくなっている。中央テレビニュースが伝えた。
一度離職していたツアーコンダクターの毛乾勛さんは、再び就職活動を始め、フルタイムのツアーコンダクターになった。
毛さんは、「観光業は今後、必ず右肩上がりの成長を遂げると思っているので、この仕事に戻ることを選んだ」と話す。
旅行會社の擔當者は、「観光業が回復するにつれて、毛さんのように常勤のツアーコンダクターに戻って來た人はすでに10人以上になっている。だが、まもなく到來する観光ピークという観點からみれば、到底足りない」としている。
浙江省のある旅行會社のツアーコンダクター部門の莊艶マネージャーは、「昨年末の時點で、弊社に殘っていたツアーコンダクターはわずか5人だった?,F在、約50人の常勤ツアーコンダクターが不足している」としている。
3月と4月は、従來から観光ピークシーズンであるため、常勤ツアーコンダクターが不足していると、旅行會社の業績に直接影響が及ぶことになる。また、海外旅行や団體旅行が回復するにつれ、ツアーコンダクターも「引っ張りだこ」となりつつある。
浙江省のある旅行會社の営業部リーダーである顧超群さんは、「海外旅行は現在すでに全面的に解禁されている。また、ツアーを含む他の路線も軒並み回復傾向にある。今年は、ツアーコンダクターの募集を優先して進めている。今のところ、まだ20人ほど不足している」としている。
関係當局は、現在のツアーコンダクター不足問題に対処するための対応策にすでに取り組んでいる。ツアーコンダクター?コンテストや「ツアーコンダクター金メダリストによるワークショップ」などを開催することで、ツアーコンダクター?チーム立ち上げに力を注ぎ、ツアーコンダクターを集めるための関連支援策の制定も進められている。(編集KM)
「人民網日本語版」2023年2月27日