増水期を迎えている中國の一部地域では持続的な激しい雨、異常な高溫、臺風(fēng)などの異常気象に見舞われるようになった。異常気象は中國の食糧生産にどのような影響をもたらすのだろうか。農(nóng)業(yè)農(nóng)村部(省)の関係責(zé)任者が14日、これについての分析を行い、コメントした。中國新聞社が伝えた。
農(nóng)業(yè)農(nóng)村部は同日、記者會見を開いた。中國農(nóng)業(yè)農(nóng)村部栽培業(yè)管理司の潘文博司長は、「中國の今年の夏季収穫食糧は豊作で、生産量が14億3500萬キログラム増加し、通年の食糧豊作に向けて良好な基礎(chǔ)を築いた。しかし通年の食糧生産量の多くが秋季収穫食糧で、全體の75%以上を占めている」と述べた。
潘氏はまた、「春の播種狀況を見ると、農(nóng)業(yè)気象條件は比較的有利だ。食糧や農(nóng)業(yè)生産に最大の影響を及ぼす干ばつは、今のところ広範(fàn)囲で発生していない」と述べた。
中國の大半の地域が現(xiàn)在、主な増水期を迎えている。7月下旬と8月上旬は洪水?干ばつ対策の鍵となる時(shí)期だ。中國気象局はこのほど、今年の真夏(7、8月)の中國の気候狀況は全體的に思わしくなく、異常気象が多く、干ばつ?水害が比較的深刻と予測した。
潘氏は、「7、8、9月はまた、秋季収穫食糧の成長及び生産量の形成にとって鍵となる時(shí)期だ。東北地域、黃淮海地域、華南地域で洪水災(zāi)害が発生し、長江中?下流地域及び西北の一部地域で高溫?干ばつが発生し、同時(shí)に北上する臺風(fēng)が上陸する恐れがある。災(zāi)害対策と豊作確保の任務(wù)は依然として困難だ」と述べた。
潘氏は最後に、「今後は重點(diǎn)的に洪水、酷暑の日照り、熱波、臺風(fēng)、早霜、寒露の風(fēng)などの災(zāi)害の対策を行い、病蟲害のモニタリング?早期警戒を強(qiáng)化し、通年の食糧生産量を6500億キログラム以上に安定させるよう努力する」と述べた。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2022年7月15日