國家映畫局がまとめたデータによると、10月10日現在、今年の全國映畫興行収入は400億元(1元は約17.7円、約7091億円)を超えて401億2600萬元に達し、スクリーン數は8萬743に達して、いずれも世界一だった。興行収入が1億元を超えた作品が47本あり、このうち中國國産映畫は33本で興行収入は2019年同期を上回った。人民日報海外版が伝えた。
——400億元突破の背景には、質の高い作品がたくさん供給されたことがある。
今年に入り、映畫が多様化しており、そこに市場からの力強いアピールをうかがうことができる。特に中國共産黨創立100周年を祝って、數多くの質の高い作品が相次いで封切られた。これには抗米援朝の偉大な精神を伝承する「長津湖」、「私と私の父親世代」、壯大な共産黨創立の歴史を描いた「革命者」と「1921」、現代の英雄を稱えた「守島人(アイランドキーパー)」と「中國醫生(中國の醫師)」などがある。こうした作品はどれも公共の利益と経済的利益との有機的な統一をよく実現したものだ。
——400億元突破の背景には、上映期間設定の強化による効果がある。
21年の春節(舊正月、今年は2月12日)連休期間の興行収入は19年同期に比べて32.83%増加し、21年國慶節(建國記念日、10月1日)連休の興行収入も20年同期を大きく上回り、過去最高を記録した19年同期と比べてもその差は1億元以下となった。休日に映畫を見るのが、新たなトレンドになりつつある。
——400億元突破の背景には、8萬を超えるスクリーンの力強いサポートがある。
現在、全國には映畫館が1萬4235館、スクリーンが8萬743あり、引き続き高度成長傾向を保ち、中でも県級都市のスクリーン數は2萬8525で全體の35%を占め、郷?鎮は1萬2958で16%を占めた。大型スクリーンの規模は世界一、次世代高規格映畫館の建設も安定して進められている。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年10月18日