新疆維吾爾(ウイグル)自治區(qū)では、綿花の収穫シーズンに入り、同自治區(qū)巴音郭楞蒙古(バインゴリン?モンゴル)自治州尉犁(ロプノール)県に住む塞米?玉素甫さん(26)は2つの仕事に就いている。綿花の収穫シーズンには、綿花収穫機の操縦士となり、それ以外の時には、地元で宅配便の配達員として働いている。この2つの仕事の収入で、市街地に自宅を購入し、満たされた暮らしをしている。天山網(wǎng)が伝えた。
綿花の収穫シーズン中、彼は綿花収穫機を操縦して、1日に面積約6.67ヘクタールの綿花を収穫する。シーズン全體で約200ヘクタール分となり、その収穫シーズンの総収入は6萬元(約106萬円)以上に達するのだという。
綿花収穫機の操縦方法を木熱地里·吾斯曼さんに手取り足取り教える塞米?玉素甫さん(寫真左、撮影?周鵬)。
綿花の収穫は、シーズンが非常に限られた仕事で、毎年1ヶ月半から2ヶ月ほどで終わる。そのため、それ以外の時期はどうしているのかという質問に対し、塞米?玉素甫さんは、「普段は県政府所在地で宅配便の配達員として働いている。宅配企業(yè)と労働契約を結び、給與は出來高制のため、月収5千元(約8萬8千円)ほどになる」と話す。
そして、「綿花の収穫シーズンには、綿花収穫機を操縦する仕事のため、宅配業(yè)務を休ませてもらえるよう、宅配會社から了承を得ている」と彼は続けた。
「農(nóng)業(yè)技術の発展のおかげで、綿花収穫機に觸れ、操縦技術を學ぶ機會を得た。これは、私の生活の質を改善しただけではなく、私の考え方をも変えてくれた。技術を學び、しっかりと働きさえすれば、幸せで豊かな暮らしができるということだ」とした。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年10月15日