「イカゲーム」なぜ人気？　世界的人気で関連ビジネスも盛ん

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版　2021年10月12日09:29

最近、「イカゲーム」という韓國(guó)ドラマが世界中で人気を集めている。中國(guó)では10月7日晝時(shí)點(diǎn)で、微博（ウェイボー）での#イカゲーム#関連の話題の閲覧件數(shù)が18億件にも上った。ショート動(dòng)畫共有アプリ「抖音（TikTok）」やQ&Aサイト「知乎」などのSNSプラットフォームでは、「イカゲーム」関連の検索件數(shù)も閲覧件數(shù)も高止まりしている。

世界を見渡すと、このドラマはアジア?太平洋の複數(shù)の國(guó)?地域で數(shù)週間にわたって人気ランキングのトップに立っていた。北米では2週間続けて米ドラマ制作會(huì)社ネットフリックスの連続ドラマランキングで首位に立った。米映畫評(píng)価サイトのロッテン?トマトの新鮮度評(píng)価で100％の満點(diǎn)を獲得したこともある。

ネットフリックスのテッド?サランドス共同最高経営責(zé)任者（CEO）が明らかにしたところによると、「イカゲーム」はネットフリックス史上、最も人気のある英語(yǔ)以外の言語(yǔ)のドラマシリーズになることが予想されるという。

「イカゲーム」関連ビジネスが続々登場(chǎng)

優(yōu)れたテレビドラマの産業(yè)チェーン開発は今やコンテンツ自身にとどまらない。「イカゲーム」のような人気ドラマには、ビジネスチャンスも容易に見て取ることができる。

カルメ焼きは韓國(guó)の街角でよく見かけるおやつで、「イカゲーム」の代表的な道具でもある。ドラマが放送されてからの2週間で、韓國(guó)のコンビニではカルメ焼きの主な材料となる砂糖の売上高がその前の2週間に比べて45％増加した。カルメ焼きの型はネットで売り切れとなり、完成品のカルメ焼きの売上も3倍近く増加した。またドラマに登場(chǎng)するイラストのカード、ビー玉、衣裝、インスタントラーメンの売上が大幅に増加し、ドラマの中で行われたゲームも學(xué)校の親睦會(huì)や會(huì)社の交流イベントなどで引っ張りだこという。

七麥データの調(diào)査によると、10月9日の世界無(wú)料ゲームランキングでは、「キャンディチャレンジ3D」、「オールチャレンジャーズ-サバイバルゲーム」、「K-ゲームズチャレンジズ」といった「イカゲーム」関連のゲームが、米國(guó)、日本、韓國(guó)、ロシア、英國(guó)など複數(shù)の國(guó)?地域のゲームランキングでトップ5に入った。

「イカゲーム」はなぜこれほど人気か？

「イカゲーム」の內(nèi)容を見ると、「バトル?ロワイヤル」に似たテーマのドラマだ。暮らしに行き詰まり行き場(chǎng)をなくした人たちが集まって、みんなでゲームをする。負(fù)ければその場(chǎng)で命がなくなり、勝てば賞金を手にすることができる。全體的に言えば、人気の秘密はシンプルさ、リアリティ、インパクトにあると言える。

まずシンプルさとは、プロットの設(shè)定が非常にシンプルなことを指す。集まった人たちが一緒にゲームをして、勝てば殘り、負(fù)ければ消える。6種類あるゲームはどれも子どもの頃遊んだものばかりで、視聴者はゲームのルールを理解するために「頭を使う」必要がない。「イカゲーム」は基本的にハードルがなく誰(shuí)でも楽しむことができ、さまざまな地域、さまざまな教育レベル、さまざまな年齢層の利用者に受け入れられやすい。

次にリアリティとは、劇中のゲームは視聴者が子どもの頃に遊んだことのあるものが大半で、ゲームのリアルさが沒入感をもたらすことを言う。また登場(chǎng)人物のキャラクター設(shè)定を見ると、「行き場(chǎng)をなくした」參加者たちの描かれ方が非常にリアルだ。例えば、中年になっても何事も成し遂げたことのない主人公の男性、母親から過(guò)剰な期待を寄せられる秀才の男性、會(huì)社の社長(zhǎng)に搾取される海外からの出稼ぎ労働者、ごろつき……どのキャラクターに対しても、視聴者は自分や周りの人の中に何かしら共鳴するものを見いだすことができる。

最後はインパクトだ。ドラマは全9回で、ネットフリックスの従來(lái)のスタイルを踏襲する。短くコンパクトにまとまったコンテンツであることから、視聴者の間ですぐに議論が始まると同時(shí)に、短時(shí)間に多くの衝撃的なシーンが出現(xiàn)し、視聴者に強(qiáng)烈な視覚的インパクトを與えてしまう。また一方で、ドラマには衝突プロットが隨所にちりばめられ、金持ちと貧乏人の対立、例えば友情や絆、愛情などが金銭や殺戮を前にした時(shí)にどうなるかなど、人間性に直接関わる問題があり、視聴者に強(qiáng)烈な心理的インパクトを與える。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年10月12日