橫斷歩道といえばシマシマ模様。浙江省杭州市余杭區ではこのほど、シマシマ模様で示された橫斷歩道の両側に2頭の可愛らしいシマウマのイラストが登場。「思いやりにあふれた橫斷歩道!」、「すごくオリジナリティがある!」といった聲が寄せられている。銭江晩報が伝えた。
シマウマを描いたのは誰?
橫斷歩道に本當のシマウマを描くというアイデアは、余杭區交通警察當局が考え出したものだ。
余杭區交通警察當局の関係スタッフによると、このアイデアは実のところかなり前から溫めていたものだという。人が道路を渡れる橫斷歩道は、中國では俗に「シマウマ線」と呼ばれている。「人々が呼び慣れたこの名前から発案し、シマウマを描いてはどうかという話になった」とこの関係者は話す。
このデザインを考えた當初の意図について、余杭區交通警察當局は、「交通安全のPRは子供の頃から始めるべき。學校內で交通安全教育を行うだけでなく、このような橫斷歩道のデザインを通じて、児童らが幼い頃から橫斷歩道に対する印象を深め、自ら進んで橫斷歩道を渡るように指導し、交通安全の意識を育てていきたい」とした。
「シマウマのいる橫斷歩道」は6月22日から余杭區で試行が始まり、現在のところ2校の小學校の外にある橫斷歩道でこのデザインが採用されているという。余杭區交通警察當局は、「効果があるようなら、同區內の幼稚園や小中學校の周囲でもこの橫斷歩道デザインを導入していく。その際には、シマウマのデザインも少し違ったものになるだろう」としている。(編集AK)
「人民網日本語版」2021年6月25日