上海市人民政府の宗明副市長は8日に行なわれた記者會見で、「第14次五カ年計畫期間に、上海はグローバル貿(mào)易ターミナル、アジア太平洋投資ポータル、國際消費中心都市、アジア太平洋サプライチェーン管理センター、貿(mào)易投資制度イノベーション先端地域の建設(shè)を基本的に完了し、國際エキシビション都市の建設(shè)を全面的に完成させる見込みだ。5年にわたる努力の末に、上海國際貿(mào)易センターの能力が飛躍を遂げた」と述べた。中國新聞社が伝えた。
上海市政府は記者會見で、「第14次五カ年計畫期間における上海國際貿(mào)易センターの能力向上の計畫」を説明した。同「計畫」は6方面の重點任務措置計23項目を打ち出している。グローバル貿(mào)易ターミナルの構(gòu)築では、長江デルタ地域を連動させ、全國にサービスを提供し、アジア太平洋に波及する輸出入商品集散地を構(gòu)築するという。國際エキシビション都市の全面的建設(shè)では、中國國際輸入博覧會のけん引効果を拡大させ、イノベーション発展が「オンラインとオフライン」で融合したエキシビションモデルを引き続き発展させると同時に、國際化都市のエキシビション促進システムを構(gòu)築するとしている。
同「計畫」は、上海はこれからアジア太平洋の投資ポータルを構(gòu)築すると打ち出している。これについて、上海市商務委員會の顧軍主任は、「上海は外商投資の規(guī)模を持続的に引き上げると同時に、多國籍企業(yè)の地域本部や外資系の研究開発センターなどの誘致にも力を入れ、導入する外資の質(zhì)を向上させている」と述べた。
顧氏は、「今年第1四半期(1-3月)に上海には多國籍企業(yè)の地域本部が新たに14ヶ所設(shè)立され、外資系研究開発センターも新たに5ヶ所設(shè)立された。なぜこうしたデータについて言及するのかといえば、外資系企業(yè)が上海に投資するのは、主に中國全體の発展を高く評価しているからであり、上海のビジネス環(huán)境を肯定しているからでもある。こうした情勢と基礎(chǔ)の下、上海にはもっとよくできるという理由があり、もっとよくしなければならないという責任もある」と述べた。
具體的にみると、第1に、浦東エリアの高い水準の改革開放に依拠して、自由貿(mào)易區(qū)、臨港新エリア、虹橋國際開放ターミナルなどの重點エリアが、地域的な包括的経済連攜(RCEP)及び中國?歐州連合(EU)包括的投資協(xié)定(CAI)とのマッチングを積極的に図り、環(huán)太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協(xié)定(CPTPP)の高い標準の経済貿(mào)易ルールを目指し、サービス業(yè)など重點分野において率先的に先行的政策テストを行なう。第2に、産業(yè)チェーンの整備、充実、向上の面で、外資導入の取り組みと上海産業(yè)クラスターの能力向上を緊密に結(jié)びつける。第3に、ビジネス環(huán)境のさらなる最適化をめぐり、すでに上海に進出した外資系企業(yè)が「より安定的に、より安心して、より快適に」業(yè)務を遂行できるようにし、まだ中國に進出していない企業(yè)や上海では投資していない企業(yè)が、上海でより多くの投資?興業(yè)の機會を見つけられるようにする。
國際貿(mào)易の新業(yè)態(tài)と新モデルの発展を加速させることも、対外貿(mào)易発展の新たな原動力を増強する重要な方法だ。宗氏は、「第14次五カ年計畫期間に、上海國際貿(mào)易センターの質(zhì)向上と能力発展の取り組みにおいて、非常に重要な方向性は新型貿(mào)易の発展をさらに模索し拡大することだ。これにはオフショア貿(mào)易、中継貿(mào)易、越境EC、デジタル貿(mào)易などが含まれる」と述べた。
また宗氏は、「中継貿(mào)易のターミナル機能の向上では、洋山港と外高橋港の『両港』の機能と航路配置の最適化を促進し、出入國の記録手続きを簡素化し、貨物の移動の円滑度と自由度を引き上げる。洋山特殊総合保稅區(qū)の國際中継?集貨?配送サービスセンターを建設(shè)する。先端設(shè)備製造、クルーズ船のメンテナンスと提供、沿海輸送の付帯業(yè)務、複合一貫輸送などの各方面で、科學化、スマート化、円滑化した監(jiān)督管理モデルを推進していく」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年4月12日