2月3日は「立春」　春が來(lái)た！

「中國(guó)天文年歴」によると、北京時(shí)間2月3日午後10時(shí)59分、二十四節(jié)気の第一番目「立春」を迎える。「立」には「始まる」という意味があり、「立春」は春の幕開(kāi)けを告げ、萬(wàn)物が蘇る春がやって來(lái)ることを示している。

立春の風(fēng)習(xí)

「立春」は「打春」とも言われる。「打春」とは、泥土で作った牛を鞭でたたき、1年の豊作を祈る行事が「立春」に行われていたためにつけられた名稱(chēng)。春が來(lái)ると、人が眠気を覚えるようになるのと同じように、牛もだらけてしまうため、牛を鞭打つことで、人も牛もだらけることなく、農(nóng)作業(yè)に勤しみ、収穫量を増やし、豊作を祈るという意味が込められている。

また「立春」は「咬春」とも言われる。「咬春」とは、立春の日に健康を祈って、小麥粉で作った薄い皮に春野菜や肉の細(xì)切り炒めなどを包んだ「春餅」のほか、春巻きやダイコンなどを食べることを指す。「咬春」は昔の人にとって一種の食養(yǎng)生でもあった。「立春」を迎えると、長(zhǎng)い冬が明け、少しずつ暖かくなっていき、ダイコンやニラなどを食べると、體內(nèi)の「陽(yáng)気」を盛んにし、保護(hù)することができる。

立春の養(yǎng)生

「立春」は春の前奏に過(guò)ぎず、しばらくは寒くなったり、暖かくなったりと不安定な天気が続く。そして、南風(fēng)が少しずつ増えて、気溫は目に見(jiàn)えて上がるものの、寒気が襲來(lái)する日もまだあり、強(qiáng)風(fēng)が吹いて一時(shí)的に異常に寒くなる「寒の戻り」が起きることもよくある。

そのため、引き続き寒さ対策が必要で、あまりに早く薄著に切り替えないよう注意が必要だ。また、夜は早く寢て、朝は早く起きて、體內(nèi)の「陽(yáng)気」を守り、養(yǎng)うと良い。ニラやニンニクの芽、ネギなどをよく食べる一方、刺激の強(qiáng)い辛いものは控えたほうが良い。その他、楽しく、ポジティブな気分を保ち、精神情緒をつかさどる五臓の肝の気の流れが、精神的ストレスなどで熱を帯びる「肝火」の狀態(tài)にならないように心がけよう。

21世紀(jì)の「立春」は全て2月3日か2月4日

2月3日に「立春」を迎えるのは、2017年に続いて21世紀(jì)に入ってから2回目。天文學(xué)専門(mén)家によると、今世紀(jì)100年の「立春」の全ては2月3日か2月4日。うち、3日は計(jì)39回、4日は61回となっている。

一方、20世紀(jì)の100年の統(tǒng)計(jì)を見(jiàn)ると、「立春」は2月4日か2月5日で、2月3日は1度もない。今世紀(jì)の100年は2月3日か2月4日で、2月5日は1度もない。この200年を合わせて見(jiàn)ると、2月4日に「立春」を迎える年が最も多い。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年2月3日