中國の科學者、量子精密測量の研究で重要な進展

高品質の光子源は、量子技術のカギとなる部品だ。中國科學技術大學の潘建偉氏や陸朝陽氏らがこのほど、米プリンストン大學などの機関の學者と協力し、高純度?高効率を兼ね備える単一光子源部品に強度圧縮を確認し、単一光子源に基づく量子精密測量の実現に向けた基礎を固めた。國際的に権威ある學術誌「Physical Review Letters」がこのほど、同成果を発表した。新華社が伝えた。

現代の量子応用研究は、主に量子通信、量子計算、量子精密測量の3大分野に分かれる。単一光子源は量子通信や量子計算の研究に用いられるだけでなく、量子精密測量を実現する重要資源でもある。

中國科學技術大學の研究チームは長期的に、高品質の単一光子源の発展に取り組んできた。彼らは最近、蛍光共鳴の直接測量を通じ、0.59デシベルの強度圧縮を証明し、第一対物レンズでの圧縮量が3.29デシベルに達した。2000年に量子ドット単一光子源が実現された後、世界の學界は20年の努力により初めて単一光子元に強度圧縮を直接観測した。

陸氏は「この研究により高品質の単一光子源が得られた。その強度は圧縮され、より精密な測量ツールとして使用できる」と述べた。

彼らのこの突破は、単一光子源に基づき従來の極限を無條件で超越する精密測量に向けた科學の基礎を固めた。（編集YF）

「人民網日本語版」2020年10月20日