食習慣などに関するデータを提供すれば、「スポーツ選手のスマートレストラン」で自分に合ったメニューを食べることができる。衣類製造の新材料が冬の衣服の厚みを80%減らしながら、保溫効果を5倍にすることができる……このようなハイテクスポーツ製品がまもなく行われる2020年の中國國際サービス貿易交易會に登場する予定だ。「北京青年報」が伝えた。
今回の交易會で、來場者は「スポーツ選手のスマートレストラン」で関連データを入力すると自分に合ったメニューを食べることができ、またスポーツの食生活の組み立てを直感的に體感することができる。
この「スポーツ選手のスマートレストラン」とは何か。どんな機能があるのか。ここでは畫像認識技術、顔認証技術などを利用して、スポーツ選手に向けて栄養、トレーニング、身體機能のモニタリング?コントロール、體重コントロールなどの関連サービスを提供する。
北京康比特體育科技股フン有限公司(フンはにんべんに分)専門スポーツ事業部の朱イク副社長は、「スポーツ選手が栄養バランスや食生活の組み立てといったサービスを必要とする時、當社のスタッフがその人の利用する食堂に行って基準を定め、その選手が今食べている食材の種類を分析し、栄養狀態を確認し、それから各人のニーズを踏まえ、たとえばトレーニングのどの段階にあるかや體の狀態などの情報に基づいて、その人に合ったメニューを作成する。スポーツ選手がスマートレストランで食事をすると、店內のロボットが畫像認識技術を利用して食事を正しく取ったかどうかを分析することができる。同じスポーツをする選手でも、狀況が違えば食事の組み立て方も変わってくる」と述べた。
北京畳加態技術有限公司は獨自開発した性能の極めて高い材料を同交易會でお披露目する。この超性能の衣類製造材料により、冬の服の厚みを80%減らしながら、保溫効果を5倍高めることができるという。
灰色をしたこの新材料は厚さわずか0.7ミリで、觸ると紙のように薄いが、防寒性能は決して低くない。スタッフが現場で放電処理を施した「氷の板」で防寒性能を測定したところ、非常に低い溫度の板もこの材料越しで觸ると冷たさを感じなかった。
同公司の責任者の鍾飛鳳さんは、「この超性能材料は2017年に北京の実験室で開発に成功し、19年に量産化を実現した。防寒、斷熱、保溫、通気、抗菌、速乾、軽くて薄い、安全、環境保護などさまざまな性能を備え、衣類、食生活、住まい、移動?交通など各業界におけるマイナス50度から150度までの環境にある産業チェーンで幅広く応用できる。この材料で製造した衣類は冬のスポーツシーンでよくみられる著ぶくれ問題を解決できる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年8月18日