西安衛(wèi)星測量制御センターが15日に明らかにしたところによると、江西省鄱陽湖エリアと河北省唐山地區(qū)で最近相次いで発生している洪水と地震災害に対応するため、同センターは速やかに緊急時対応メカニズムを始動させ、「高分10號」「風雲4A」などの衛(wèi)星を使い被災地の緊急撮影?観測を行った。災害救助にリモートセンシング、気象データのサポートを提供した。科技日報が伝えた。
同センターは7日と11日に中國衛(wèi)星資源応用センターから緊急任務の申請を2回受け、直ちに高分10號を緊急配置し、ペイロードにデータを緊急入力し、江西省鄱陽湖及び周辺地域のリモートセンシングを行った。衛(wèi)星ユーザーはいち早く被災地のリモートセンシング映像を受信した。
中國複數の地域で最近自然災害が発生しているが、衛(wèi)星は獨特な位置の優(yōu)位性と複數種類の観測手段により、防災?減災活動で重要な役割を果たしている。上述したケースの他に、このほどグローバルネットワーク構築を終えたばかりの北斗衛(wèi)星測位システムも最近、洪水対策や減災で新たな貢獻を成し遂げた。
北斗衛(wèi)星測位システムのウェブサイトによると、湖南省常徳市石門県南北鎮(zhèn)の雷家山で6日、大規(guī)模な山崩れが発生した。省道S522線の一部區(qū)間が破損し、1基の小型発電所が損壊し、5棟の家屋が倒壊した。初期段階の調査によると、今回の山崩れによるズレは約600メートルで、約3000萬立方メートルの土が崩れた。これは同県の過去70年で最大規(guī)模の山崩れだ。幸いにも山崩れ発生前にすべての人員が避難しており、死傷者が出なかった。
人員が安全に避難できたのは、「北斗衛(wèi)星高精度地質災害モニタリング警報システム」のおかげだ。石門県は雷家山地質災害リスク箇所に同システムを設置し、11カ所でモニタリングを行った。石門県は6月24日、システムから地質災害オレンジ色警報を受け、直ちに危険エリアの6世帯?20人の村人を避難させ、24時間連続の巡回を行った。7月6日午後に山崩れが発生する前に、現地は再び速やかにリスクエリアの8世帯?13人の村人を避難させた。
北斗システムは現在、全國防災?減災?災害救助活動で重責を擔っている。江蘇省、貴州省、広西チワン族自治區(qū)、四川省などはここ數年、北斗に基づく災害モニタリングシステムを構築した。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年7月17日