11月13日、漠河市で記念寫真を撮影する観光客(撮影?馮寶珠)。
強力な寒気の影響を受け、「中國の北極」といわれる黒竜江省大興安嶺漠河市では、48時間以內に気溫が16度も急激に低下し、13日朝の気溫はマイナス30.7度まで下がり、この冬の最低気溫を記録した。中國新聞網が報じた。
漠河市の冬は長く、気溫は通常マイナス40度を下回り、年平均気溫はマイナス5度、霜が降りない日は年間約80日間だけという國內で「最も寒い」都市で、市內の北極村では、國內で唯一オーロラを鑑賞し、白夜を體験できる場所となっている。
漠河市北極村で、赤いトラクターに乗って寫真を撮る観光客(撮影?馮寶珠)。
冷たく寒い天気でも観光客の観光意欲に水を差すことは無いようで、北極村を訪れる観光客は、ダウンジャケット?綿入れ帽子?マフラー?手袋で「完全武裝」し、新たに作られたさまざまなユニークな景観の前で撮影し、微信(WeChat)のソーシャル機能「モーメンツ」でシェアした。観光客の間で特に人気が高いのは、農業用トラクター。雪景色をバックに真っ赤なトラクターに乗る姿は「イケてる」感たっぷりだ。
漠河市気象局の擔當者は、「今週の漠河の最低気溫はマイナス30度前後が続くと予想される。気象局は、服をさらに重ね著するなどして防寒に心がけるよう、観光客や地元住民に注意を促している」とした。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年11月14日