中國遠洋海運集団有限公司(以下「中遠海運集団」)が輸送を請け負う第2回中國國際輸入博覧會(以下「輸入博」)への日本からの出展商品が7日、千葉県のナイス物流株式會社工場パークでコンテナに詰め込まれた。出展商品は10月11日に東京の青海埠頭から積み出され、14日に上海に到著する予定となっている。人民網が伝えた。
中遠海運集団は中央政府が直接管理する特大型國有企業。2019年6月30日の時點で、中國遠洋海運集団が経営する輸送船隊は計1308隻、総合輸送能力は1萬513積載トンで、世界一となっている。中遠海運集団のコンテナ船隊規模は497隻、計304萬TEUで、世界3位。ばら積み貨物船隊は437隻で輸送能力が計4118萬積載トン、タンカー船隊は197隻で輸送能力が計2514萬積載トン、雑貨特殊船隊は162隻で計441萬積載トンと、いずれも世界一となっている。今回ナイス物流株式會社の輸送を請け負う中遠海運日本株式會社は、中遠海運集団が日本で設立した直屬の100%子會社で、同集団の戦略的発展計畫の日本における実施と日本での業務経営?管理を行っている。
ナイス物流株式會社の村瀬順社長は積み込み作業の現場で、「同社が中遠海運集団に輸入博出展商品の輸送を委託するのは今回が2回目であり、今回の貨物総量は昨年の輸入博出展時と同程度だ。今回上海に輸送した出展商品は、主に等級の高い特殊木材。この木材を通じて、輸入博で日本家屋の構造や骨組みなどの部分を展示する。今回のブースは72平方メートルに及ぶ。今後も毎年輸入博に參加して、日本の優れた木材と環境保護理念を中國の企業や一般の人に伝えたい」と語った。
中遠海運日本株式會社のスタッフは、「今回の輸入博は11月5日に行われるため、世界各地からの出展企業は10月20日までに出展商品を上海に輸送しなければならない。顧客に誤差のないサービスを提供するために、中遠海運日本株式會社は物流、通関、ブース設営など多くの段階を含む『ワンストップ式』サービスを提供していく。中遠海運集団は輸入博が指定した五大サービス業者の一つであるため、通関の際に専用の『グリーンルート』を利用でき、通関効率を大幅に高めることができる」と語った。(編集AK)
「人民網日本語版」2019年10月9日