日本の橫浜市で29日、中國と日本の水上輸送開通55周年の記念イベントが開催された。中日両國の政府や企業の代表が出席し、新中國が成立してから70年間に達成した輝かしい成果を賞賛するとともに、深化を続ける中日経済貿易協力を積極的に評価した。
1964年、中國遠洋海運集団の貨物船「燎原號」が貨物を満載し、日本への初航海を行った。中日の水上物品貿易のドアが開かれただけでなく、民により官を促進し、経済により政治を促進する役割をより積極的に発揮し、両國関係がさらに友好的な方向へと発展するよう後押しし、中日友好発展の重要なシンボルになった。
「一帯一路」(the Belt and Road)の共同建設は中日の互恵協力に大きな可能性を切り開いた。在日本中國大使館の宋耀明公使はイベントの中で、「中日間の初航海55周年を新たな起點として、両國間の航海?輸送、人的往來、物品貿易などの分野における互恵協力をさらに密にし、両國の産業協力を新たな高みへ押し上げ、新時代にふさわしい中日関係を共同で構築していきたい」と述べた。
橫浜市港灣局の中野裕局長は、「これまでの55年間に、中遠海運は橫浜港でたくさんの貨物を引き受けて輸送し、日中両國の経済発展に大きく貢獻してきた」と述べた。
中遠海運集団日本法人の関係責任者は、「過去半世紀あまりの間に、中日の経済貿易往來は急速に勢いよく発展した。中遠海運は同業者とともに、中日航路で輸送力の強化を続けて、ばら積み貨物船、一般貨物船、石油タンカー、客船などさまざまなタイプの船舶を投入してきた。特に30年前には中日間のコンテナ定期航路を開通した。こうした船舶の1隻1隻が両國の間を頻繁に行き來して、中日間の友好と経済貿易協力の架け橋となった」と説明した。
日本の三井化學株式會社物流部の國際物流チーム責任者は、「中遠海運のような國際水上輸送を展開する運輸業企業の支援がなければ、當社のような輸出の割合が高い日本企業の事業展開が難しくなる。30年前に、日本の石油化學企業は海外進出をスタートし、中遠海運が世界中に張り巡らしたネットワークの支援を受けて、當社の製品の輸出先が中國からアジアへ、世界へと拡大し、製品の種類もどんどん豊富になっていった」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年7月31日