上海ディズニーランドと香港ディズニーランドが相次いで新たな拡張計(jì)畫を発表してからそれほど経たない今月21日、東京ディズニーシーは公式サイトの中で、2022年に開業(yè)する8つ目のテーマポート建設(shè)計(jì)畫が確定したことを明らかにした。新ポートの名稱は「ファンタジースプリングス」で、3つのエリアがあり、そのうちの1つは世界中のディズニーファンの間で高い人気を誇る「アナと雪の女王」がテーマだ。ホテルも新たに建設(shè)される。シーは今年7月末に新アトラクション「ソアリン:ファンタスティック?フライト」をオープンする予定もあり、ここから上海と香港が拡張計(jì)畫を大々的にお披露目したのに対抗して、シーも顧客爭奪戦に乗り出そうと意欲満々であることがうかがえる。「北京商報(bào)」が伝えた。
ここ數(shù)年、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーは確かに集中的な拡張期に入っていた。統(tǒng)計(jì)によれば、20年の東京五輪の前後に複數(shù)の新施設(shè)をオープンする予定で、シーでまもなくオープンする「ソアリン」のほか、ランドも20年春に「美女と野獣」をテーマにした新エリアと21年度に「トイ?ストーリー」をテーマにしたホテルを、それぞれオープンする予定だ。
注目されるのは、日本メディアが17年にランドとシーの入場者數(shù)が3年ぶり増加に転じたと報(bào)じたことで、背景にはシーで新アトラクションがオープンして観光客誘致力が高まったことがある。データをみると、16年にシーは15周年を迎えたが、運(yùn)営會社のオリエンタルランドが発表した來場者數(shù)は目標(biāo)の3040萬人に屆かず、2年連続減少して3千萬人にとどまった。しかし拡張建設(shè)が進(jìn)むと、18年度のランドとシーを合わせた來場者數(shù)はのべ3255萬人に達(dá)して、前年度比8%増加し、過去最高を更新した。オリエンタルランドが4月下旬に発表した決算によれば、18年度の売上高は同9.7%増加、営業(yè)利益は同17.2%増加、純利益は同11.2%増加となった。
ウォッチャーによれば、「ランドとシーが拡張計(jì)畫を打ち出し、昨年度は好調(diào)だったとしても、上海と香港のディズニーに『挾撃』されている狀態(tài)にあって、やすやすと『漁夫の利を得る』ことはできないし、拡張のペースを速めていく必要がある」という。さきに発表された分析報(bào)告には、「中國大陸部の顧客資源は東京、香港、上海の3ヶ所のディズニーランドにとって通年の來場者の重要な部分を占めており、3ヶ所が熾烈な戦いを繰り広げる様子がうかがえる」とあった。実際に最近は上海と香港が相次いで拡張計(jì)畫や新アトラクションを発表しており、1月下旬には上海が「ズートピア」をテーマにした8つ目の新エリアを建設(shè)すると発表し、それから2ヶ月後には香港がマーベル映畫「アントマン&ワスプ」をテーマにした新アトラクション「アントマン&ワスプ:ナノ?バトル!」をオープンし、今月初めには香港が新たな拡張計(jì)畫を発表した。アジアエリアのディズニーランド間のスピードを競う拡張競爭が、もう後戻りできないところまできていることがわかる。
専門家は、「これまでの長い経過を振り返ると、ディズニーが収入と利益の持続可能な成長を?qū)g現(xiàn)できたのは、なんといっても新しいコンテンツやアトラクションを絶えず投入し、『リピーター』の割合を引き上げてきたからだ。ディズニーにとって、現(xiàn)在の巨大な文化観光システムを支えてその安定成長を持続させるには、絶えず新たな成長のエンジンを見いだしていくことが必要だ」との見方を示した。中國観光研究院の呉麗雲(yún)副研究員も、「テーマパークは確かに常に変化し常に新しいことが必要であり、消費(fèi)者のニーズの変化に合わせて、新たなキャラクターを商品に落とし込み、地位をキープしなければならない」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年5月23日