■中日の文明交流を通じて友好交流の懸け橋を構築
現在、世界は歴史的なターニングポイントを迎えており、世界におけるアジアの影響力が高まるにつれ、世界の今後の発展にアジアが大きな役割を果たすとみられている。中國は世界2位、日本は3位の経済大國であり、世界経済の安定と発展に大きく貢獻している。
龐副研究員は、「今回のアジア文明対話大會は、中日関係が改善し、正常な軌道に戻りつつあるという有利な狀況下で開催され、中日友好関係の制度化及び安定化をさらに促進するために重要な役割を果たす。2019年は中日関係発展において最も重要な年となる。昨年、中日両國首脳は互いの國で公式訪問を実現させたことで、今年は中日のハイレベル交流が継続して前進していく。両國間の交流が活発になることで、國民同士の関係も親密になる。中日文明間の交流を通して、中日両國民の相互理解をさらに深め、両國民が互いの國を理解することを促進し、中日友好交流の懸け橋と基礎を構築することとなる」と語った。
江原研究主幹は、「経済的視點から見ると、アジアでは、まず日本、そして中國が発展し、その発展のエネルギーがアジア各地および世界へと拡大されてきている。アジアは多くの文明を育んできており、その多様性が今日のアジアの姿を形成してきている。今後は、第4次産業革命、宇宙時代の到來など人類は未曽有の體験ゾーンに入ろうとしている。個人、社會、國家、地域の発展のみならず、人類の発展とは何かについて議論?討論することは、時代の要求でもあるといえる。その意義と課題を、多様な文明を育んできたアジアから世界に向けて発信するアジア文明対話大會が、開催を重ねることで時代を畫する企畫となることを願っている。また、多様な文明を育んできたアジア、そして東洋の智慧を世界に向けて発信し西洋の論理との協力方法を提示するなど、人類の発展に貢獻する提案がなされることに期待している」と語った。(文:木村雄太)
「人民網日本語版」2019年5月16日