3.書道の教學と養生
自ら書道を極めるだけでなく、書道を教え、伝えていくことも重要だ。孔子の「教えありて類なし」という言葉にもあるように、小中學生から大學生、農民など様々な人々を相手に指導している。こうした人々を熱心に指導することで、社會的な利益が得られるだけでなく、自身の生命の質の向上にもつながる。
最後に
中國の伝統的な養生の知恵に「未病先防」という言葉がある。これは體に起きた不調や悩みが病気に確定してしまわないよう未然に防ぐことを重視するという意味だ。
養生のコツとして以下の3點が挙げられると思う。一つは「放っておく」こと。欲望を気にせず、執著にとらわれなければ、病気になることは無い。二つ目は「自己治癒力を信じる」こと。そして三つ目は「自分に合った養生の仕方を見つける」こと。本稿では書道と養生について述べたが、これをきっかけに人々が自身の健康と養生を重視するようになってほしい。
「人民網日本語版」2019年3月21日