5日に開幕した中國國際輸入博覧會は世界初の「輸入」をテーマにした國家級展覧會で、世界の貿易発展史上における一里塚となっている。ここ數日、メイン會場の上海國家會展中心は、世界の出展者3000社以上のほか、數十萬人のバイヤーなどで、賑わっている。また、中國の民営企業家も仕入れリストや提攜意向書、筆記用具などを手にたくさん訪れており、商機や自身のモデル転換、高度化のきっかけを探し求めている。
「契約成立!」。西安百躍羊乳集団調達部の王小偉?経理は、サプライヤーにそう話していた。今回の博覧會で、同集団は、ドイツ、スウェーデン、スイスなどの世界一流の設備サプライヤーと総額1億4000萬元(1元は約16.35円)相當の仕入れをめぐる契約に調印した。
「數日前、習近平総書記が民営企業座談會の講話で、民営企業の役割と貢獻を高く評価した。それを聞いて、私たちは一層奮起すると同時に、心溫まる思いがした。習総書記は今回、『経済のグローバル化は、不可逆的な流れで、世界経済の発展に、強力な原動力をもたらしている』と話した。それにより、私たちはグローバル化発展の方向性がはっきりした」と王経理。
中國のモバイル特化型越境ECアプリ「小紅書」の共同出資者?曾秀蓮さんは、「習総書記は、『中國は輸入を積極的に拡大する。それは、便宜上の措置ではなく、未來を見據え、世界と共に長期にわたり発展することを考慮した措置』と話した。だから、越境ECには大きな成長の余地があると思う。種類が多く、品質が高い海外の商品をもっと中國國內市場にもたらさなければならない。民営企業座談會が私たちの決意を固めてくれ、同博覧會という舞臺でその決意を実行に移すことができる」と話した。
多くの民営企業が提攜に向けた商談を実施する中、世界の一流企業から少しでも學ぼうと勤しむ民営企業もたくさんある。同博覧會では、いかに市場のポテンシャルを掘り起こし、融資のボトルネックを解決し、モデル転換?高度化を実現するかについて、民営企業は參考にできる経験を見つけることができる。
子供用の薬の市場を見ると、日本の熱さまシートが便利で、米國のフルーツ味の飲む風邪薬を子供も喜んで飲むなど、中國では輸入商品が人気となっている。北京誠済製薬股フン有限公司(フンはにんべんに分)研究開発部の童豊?総経理は、「世界の子供用の薬をめぐる最新技術に學んで、中國國內の子供用の薬を改善したい」と話す。
越境EC サイト?網易考拉の張蕾?最高経営責任者(CEO)は、「中國の市場は、世界で最も重要な増量市場の一つ。同博覧會が大きな反響を呼んでいるということは、世界のブランド?業者が中國市場の成長を見込んでいるということを証明している。私たちは、海外の高品質の商品に対する中國の輸入が加速して、國民の日に日に高まる質の高い生活に対する需要を満たすことができるようサポートしなければならない」と話した。 (編集KN)
「人民網日本語版」2018年11月7日
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