タイ海軍などタイ側(cè)の救援チームは、8日も引き続き、中國側(cè)の救援隊と力を合わせ、遊覧船「フェニックス號」が沈沒したプーケット島沖の海域で捜索活動を行っている。タイ海軍の関係者によると、「フェニックス號」を引き揚げるための條件は、現(xiàn)時點ではまだ整っていないという。新華社が伝えた。
中國交通運輸部広州引揚局の作業(yè)員とタイ海軍潛水隊員は8日晝ごろ、「フェニックス號」が沈沒した海域で捜索活動を行っていた。一部の作業(yè)員は、救援船で黒板に図を描きながら検討を続けていた。
タイ海軍関係者によると、この日は潛水による捜索活動が3回行われる予定で、1回目の作業(yè)は午前中に終了。今のところ、「フェニックス號」を海中から引き揚げる條件は、まだ整っていないとみられる。
8日、中國?タイ両國の民間人によって組織された「藍海救援隊」が8人、中國の民間救援組織「公羊隊」が2人の潛水員をそれぞれ出して、「フェニックス號」の沈沒した海域を捜索した。「藍海救援隊」によると、同日の各方面による合同調(diào)査の結(jié)果、フェニックス號の周囲500メートル以內(nèi)の海域にはすでに漂流物は見當たらず、海底からも異常な物體は発見されなかったという。
タイ観光スポーツ省のウィラサック?コーウスラット(Weerasak Kowsurat)大臣は8日、救援指揮本部で毎日開かれている記者會見において、「政府はすでに、パンガー府、トラン府、クラビ府などプーケット島に近い地方に、行方不明者の捜索活動に加わるよう要請した」と述べた。
被害者の家族は続々と、プーケット島のVachira Phuket Hospitalに設けられた待機所に集まり、登録を済ませている。中國領事館職員やタイ側(cè)の関係者も、病院に赴き家族を慰問しており、現(xiàn)場は重苦しい雰囲気に包まれている。
現(xiàn)地時間5日午後5時45分ごろ、「フェニックス號」と「エルサ號」がプーケット島沖の海域で突然激しい暴風雨に見舞われ、転覆?沈沒した。「フェニックス號」には乗客?乗員105人、「エルサ號」には42人が乗っており、2隻の遊覧船には、計127人の中國人が乗っていた。8日午後の時點で、今回の沈沒事故による犠牲者は42人に上り、うち41人は中國人。今もなお14人が行方不明となっている。死者?行方不明者は全員、「フェニックス號」に乗っていた。(編集KM)
「人民網(wǎng)日本語版」2018年7月9日
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