7日間にわたる2018年春節(舊正月、今年は2月16日)連休中、どれくらいの人々が旅行に出かけるのだろうか?ある権威ある當局の予測では、前年同期比12%増の延べ3億8500萬人に上るとしており、國內の観光収入は、同12.5%増の4760億元(約8兆2500億円)に達すると見られている。西安晩報が伝えた。
中國観光研究院と國家観光局データセンターは6日、攜程旅遊ビッグデータ連合実験室と共同で、「2018年春節連休観光市場予測報告」を発表した。これによると、2018年第1四半期(1-3月)、中國國內の住民で旅行願望がある人の割合は83%、春節連休中に旅行に出る予定の人は48.9%にそれぞれ達した。春節連休中の旅行願望は極めて高く、春節旅行は、中國の人々にとって、いまでは主要な年越しスタイルとなっている。
なかでも個人旅行の割合が高く、マイカーで旅行に出る人の割合は44.7%に達し、高速鉄道や列車を利用した旅行は18.8%を占めた。
2018年春節連休中、帰省と観光のための旅行が集中しており、親族?友人訪問や集會?レジャーが主流となっている。特に、都市へのレジャー旅行やアイランド旅行、氷雪旅行、クルーズ旅行、家族旅行の人気が目立っている。
攜程旅遊の國內旅行予約データによると、今年の春節旅行人気は引き続き上昇中で、南方の島々や溫暖な地域の都市、氷雪観光名所の人気が最も高い。三亜と北京、廈門(アモイ)は引き続き爆発的な予約狀況を呈し、広州と昆明がすぐそのあとに続いている。上海と成都、ハルビン、桂林、西安の各都市も人気が高く、春節十大人気観光都市に名前を連ねている。
また、報告では、今年の春節連休に旅行に出る人は、延べ650萬人と、過去最大規模に達する見通しと予想している。春節という中國の伝統的な休日が、いまや地球規模のゴールデンウィークとなりつつある。2月1日時點での予約データによると、旅行に出る人の數は、2月8日から大幅に増加、特に歐米諸國を訪れる海外旅行客の出國ピークを迎える。旅行のピークは、舊暦1月1日と2日に到來し、大晦日を含めると予約全體の6割を占める。報告によると、今年の春節海外旅行で最も人気が高い目的國トップ10は、順に、タイ、日本、シンガポール、ベトナム、インドネシア、米國、マレーシア、フィリピン、オーストラリア、カンボジア。短距離旅行では、寒さから解放されるために溫暖なタイに行く、また雪を鑑賞するために日本を訪れることが流行っている。一方、長距離旅行については、北歐、アラブ首長國連邦(UAE)のドバイ、カナダ、イタリア、スペイン、チェコ、オーストリア、オーストラリア、ニュージーランドが今年の「ダークホース」となっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年2月9日
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