通勤時の道路渋滯に巻き込まれたとき、誰もが會社まで「飛んで行きたい」と願うものだ。配車サービス大手の米ウーバー?テクノロジーは、空中を飛ぶ「スカイタクシー」の夢を実現するための取り組みに著手した。同社は8日、「スカイタクシー」の構想図を発表した。ユーザーがワンクリックでスカイタクシーを予約し、颯爽と目的地まで飛んでいける日は、そう遠くないかもしれない。ウーバーは、この「スカイタクシー」ついて、小型飛行機とヘリコプターの中間サイズで、垂直昇降が可能、電池で飛ぶ航空機を開発する計畫で、2020年までにテスト飛行を実現し、2023年の本格的商用化を目指している。AP通信の報道を引用して新華網が伝えた。
ウーバーが発表した動畫によると、利用者は攜帯電話アプリによって「スカイタクシー」の座席を予約できる。同社のチーフ?プロダクト?オフィサーであるジェフ?ホールデン氏は、「當初は、スカイタクシーの利用料金はやや高めとなるだろう。だが、弊社は、この『空飛ぶタクシー』が市民の交通ツールの一つとなり、それによって自動車を利用する人が減ると期待している」とコメントした。
ウーバーの初期推算によると、ウーバーの「スカイタクシー」を利用すると、サンフランシスコ市からサンホセ市までの所要時間はわずか15分で、利用料金は運営開始當初が129ドル(1ドルは約113.5円)だが、その後43ドルまで下がり、最終的には20ドルに落ち著く見込み。一方、交通ラッシュ時にタクシーでこの區間を移動するには2時間必要で、費用も約110ドルかかる。
ホールデン氏は、次のとおり続けた。
「スカイタクシープロジェクトの最終コストについては、まだはっきりしない。現在、投資元であるウーバーのほか、航空機メーカーやスカイタクシーの製造に參與し、不動産企業が乗客の離発著に便利なヘリポートの用地を提供することになっている」。
「ウーバーは、すでにアメリカ航空宇宙局(NASA)が展開している航空交通システムプロジェクトに參與している。NASAは、航空機の空中衝突事故を避けるため、ユーバーが開発している空中航空管理システムに支援してくれている」。
米國ダラスやアラブ首長國連邦ドバイが、初の「スカイタクシー」サービスを実施する第一陣都市となる見込み。
スカイタクシーは、大都市の交通渋滯を緩和し、大気汚染を軽減するなどの問題解決に有効に働くと期待されている。だが、この種の新型交通機関の認証、パイロット育成と飛行ルート、飛行臺數の管理など、開発計畫を進める上でウーバーが乗り越えなければならない課題も少なくない。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年11月13日
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