中國航天科技集団公司第五研究院科學技術委員會主任の李明研究員は1日、科技日報の記者に対して「関連部門の支援を受け、中國は10年以上に渡り宇宙太陽光発電所の研究を行い、世界先進國との差を大幅に縮め、世界の先頭集団に立った。研究開発のペースを維持し、さらに拡大することができれば、中國は世界で初めて実用的な価値を持つ宇宙太陽光発電所を建設する國になる可能性がある」と述べた。科技日報が伝えた。
同研究院の王立研究員も「國內の専門家がこのような自信を持つだけでなく、世界でも中國には同分野において先頭となる條件があるという見方が一般的だ」と話した。
日増しに枯渇し、環(huán)境汚染問題が深刻な化石エネルギーに比べ、宇宙太陽光は高効率?恒久的?クリーンなエネルギーだ。宇宙で稼働する宇宙太陽光発電所は、太陽光エネルギーの大規(guī)模収集と電力への転換が可能で、これをワイヤレスで地上の送電網(wǎng)に安定的に送る。発電効率は1-5GWに達し、地上の原発の水準に相當する。地上の太陽光発電所、風力発電所、水力発電所と比べ、宇宙太陽光発電所は晝夜?気象?緯度などの自然要素による影響を受けない。しかも送電がスムーズで、過疎地?被災地?重要施設、もしくは移動する目標に給電できる。電力エネルギー構造と給電方法の改善に革新的な案を提供し、極めて高い社會効果を備えている。
中國は2008年より宇宙太陽光発電所の研究開発活動を、國家パイロットスタディ計畫に盛り込んでいる。近年はフラット非集光型、二次対稱集光型、多回転関節(jié)、球形エネルギー収集アレイなどの宇宙太陽光発電所プランを打ち出した。同時にワイヤレスのエネルギー伝送などの重要技術で、重要な進歩を実現(xiàn)した。中國は現(xiàn)在、宇宙太陽光発電所の研究で「追隨」から「並走」への変化を初歩的に実現(xiàn)しており、宇宙太陽光発電所の発展を推進する世界の重要な力になっている。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2017年11月2日
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