ノーベル物理學(xué)賞受賞者、中國の「天眼」を稱賛

電波望遠(yuǎn)鏡、パルサー、重力波、ワームホール――米國の物理學(xué)者、ノーベル賞受賞者のジョゼフ?テイラー氏は23日、貴陽市第一中學(xué)の講堂で貴陽市各校の中高生と神秘的に満ちた宇宙に関する講演を行った際、何度も「FAST」というキーワードを取り上げていた。新華社が伝えた。

FASTは口徑500メートル球面電波望遠(yuǎn)鏡の英語の略稱だ。この世界最大口徑の電波望遠(yuǎn)鏡は、貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州平塘県克度鎮(zhèn)に位置し、中國の「天眼」と呼ばれている。

テイラー氏はFASTは中國人の宇宙探査への熱意を高め、多くの人が科學(xué)に歩み寄る窓口になるとし、中國はこれにより、世界の科學(xué)技術(shù)分野でより重要な地位を占めると評価した。「私はFASTの建設(shè)者に祝いの言葉を述べたい。彼らは工期どおりに、世界最大で最高の感度をもつ設(shè)備を建設(shè)した。私はFASTがより多くの新しく重要な科學(xué)技術(shù)成果をもたらすと予想しており、これらの成果に非常に期待している」と話した。

中國科學(xué)院國家天文臺副臺長の鄭暁年氏は「FASTはより多くの不可思議な天體を観測できる。パルサーの観測、宇宙の起源と進(jìn)化の探査、惑星と銀河系の進(jìn)化などに用いることができる。さらには惑星間の通信信號の探査、地球外文明の探査が可能だ」と説明した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年9月26日