6月でも中國に雪が降る理由は？北極科學(xué)観測がその秘密に迫る

中國第7次北極科學(xué)観測隊(duì)は11日に上海を出港し、このほど北極海への進(jìn)入に成功した。計(jì)128人からなる観測隊(duì)員には米國とフランスの大學(xué)から來た外國人研究者3人が含まれる。観測期間は78日間を予定しており、9月26日に上海に帰港する。中國科學(xué)報(bào)が伝えた。

観測隊(duì)首席科學(xué)者、中國極地研究センター副主任の李院生氏は「南極と比べ、北極の方が中國に明らかな影響を及ぼす。北方の寒波の多くは北極海から生まれており、そのため、中國北方では6月でも雪が降ることがある。北極環(huán)境の急速な変化に対する観測は、中國の気候研究に対して重要な意義を持つ」と指摘した。

李氏は「しかし北極には領(lǐng)土?領(lǐng)海の所屬関係があるため、國家クラスの科學(xué)観測基地の建設(shè)には一定の難度がある。そのため極地海域の長期的?連続的な定點(diǎn)観測データが不足している。先進(jìn)的な観測手段、例えばリモートセンシングや観測用ブイの投入などにより、長期的?系統(tǒng)的?連続的に観測資料を入手することが、中國の船による北極海観測の重要な補(bǔ)完となる」と説明した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年7月26日