中國國家観光局は、今後3年間におよぶ全國規模でのトイレ革命を通じて、「難題」解決に取り組む構えだ。同局の李世宏?副局長は、「今年、このプロジェクトに全國で125億元(1元は約17.5円)以上を投入する。資金拠出については、國家観光発展基金と各地の観光発展基金が中心となり、不足分はトイレ建設に対する民間投資を奨勵することで補う」と話した。また、「國家観光局は今年、トイレマナー違反行為者も『観光客ブラックリスト』の対象とすることを検討している」と続けた。新華社が報じた。
これより前、國家観光局の李金早?局長は、「ほとんどの人が、多大な時間を費やして自分の身なりを整えるが、トイレを使った後の始末については、わずか1分間の手間をも惜しんでいる。トイレマナーについては、中國ではまだまだ普及していないのが現狀だ。トイレ革命は、トイレの建設?管理面だけに留まらない。より重要なことは、現在のトイレ文化を根本から変えていくことだ」との見方を示していた。
李世宏副局長は、「全國観光トイレ事業現地會議」において、「國家観光局は、年內に、トイレマナー違反者についても、『全國観光客ブラックリスト』に組み入れることを計畫している。ブラックリストはこれから完備されていくものであり、ブラックリスト入りした観光客は、自分のマナー違反行為について責任を取らなければならない」と語った。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年2月18日