習近平國家主席は22日にイランに到著し、イランへの公式訪問をスタートさせた。23日には中國人民大學とイラン政治?國際問題研究院が主催した中國?イラン「一帯一路」(1ベルト、1ロード)シンクタンク対話會がイランの首都テヘランで開催される。(文:王文?中國人民大學重陽金融研究院執行院長)
両國は対話會で、「中國國家発展改革委員會、中國人民大學、イラン外務省、イラン政治?國際問題研究院の『一帯一路』シンクタンクの共同建設についての協力覚書」に調印する。この合意は重要な大國の間で初めて交わされる官學協力による「一帯一路」の共同建設に向けた國際シンクタンク協力合意であり、中國の「一帯一路」の呼びかけが政策面でのやりとりや國民同士の心の交流において重要な一歩を踏み出したことを物語る。
「一帯一路」の呼びかけがうち出されてからの2年余り、イランは中國の「一帯一路」戦略との連攜を積極的に進め、政策、貿易、資金、インフラ建設、民心が重なり合って進展する「5通併進」の良好な狀態を作り出してきた。
筆者は両國のシンクタンク対話の主催者であり、シンクタンク協力合意の実際の執行機関の責任者として、これまでに何度かイランを訪問したことがある。このたびテヘランを訪れた際には、さまざまな場面でイラン國民の中國國民に対する熱い気持ちや中國の「一帯一路」の呼びかけに対する支持を感じ取った。
イランの街角で出會った小學生たちは、ペルシア語で「中國、中國」と叫びながら筆者のところへ駆け寄ってきた。政府関係者の話によると、中國はイランと歴史的な問題を抱えていない唯一の大國であり、イランの真の友人といえる。イラン政治?國際関係大學のカマニ教授は、「中國とイランは世界においてそれぞれの文明を自分たちの土地で數千年も脈々と引き継いできた國であり、両國文明の偉大な生命力に祝杯を挙げるべきだ」と話す。
イランの外相を18年間勤めたヴェラーヤティー氏は、「イランは中國からの投資を渇望している。イランは中國でより大きな戦略的協力、政治的協力、経済的協力を見つけたいと願っている。そして『一帯一路』の呼びかけが最高の協力の場であることは間違いない」とこれまで何度も語ってきた。