3年余りのタイトな施工スケジュールを経て、中國最長の湖底トンネルである武漢東湖トンネルが28日正式に開通した。全長10.6キロメートル、雙方向6車線の東湖トンネルは技術(shù)的な難題を數(shù)多く解決し、開通後は武漢の市內(nèi)交通網(wǎng)の利便性を大幅に高める。新華網(wǎng)が伝えた。

東湖は中國最大の都市に囲まれた湖で、湖面面積は32.5平方キロメートル。東湖トンネルは武漢市の東湖景勝地を橫切っており、そのうち湖底部分のトンネルの長さは約5キロメートル。當(dāng)プロジェクトはBT方式（Build-Transfer方式）を採用して建設(shè)し、その概算投資総額は81億元に達(dá)する（1元は約18.6円）。

車でこの湖底トンネルを通ってみると、「潛虬隠水、層林盡染（みずち〈想像上の動物で小型の龍〉が水にひそみ、木々の葉が次第に染まっていく）」をイメージしてデザインされたトンネル內(nèi)は、いくつものセクションに分かれて光や色を変化させている。また、梅の花をデザインした吊り天井、眩しさ対策のグリーンベルト等設(shè)備を施し、トンネルを通行する際の圧迫感を緩和しているほか、湖北省の特色に溢れている。

紹介によれば東湖トンネルの作業(yè)量は膨大で、環(huán)境保護(hù)に対する要求が厳しく、施工の難度が高かったという。また全工程における発生土量は約600萬立方メートルでサッカー場に積み上げた場合、その高さは1キロメートルに達(dá)する。トンネルの深さは最高で湖底から16メートル、湖面から20メートル余り、湖底の大量の汚泥は処理が必要だった上、プロジェクトは景勝地だったので、湖北省は初めて施工環(huán)境監(jiān)理機(jī)関を設(shè)置し、定期的に湖水の検査測定結(jié)果を報告した。（編集TG）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年12月29日