中國のネット通販で原価の6倍で売られる日本の商品

中國人観光客ターゲットの疑わしい「高級(jí)健康食品」

國慶節(jié)(建國記念日、10月1日)に合わせた大型連休を利用して、旅客船で福岡旅行に出かけたある中國人観光客は、ガイドの勧めで、免稅店で2ケースで9萬6千円の植物酵素を購入した。しかし、筆者が東京で日本人に聞いてみたところ、あまりの高額に目を丸くしていた。酵素は一種のたんぱく質(zhì)で、健康に寄與するかをめぐっては、日本國內(nèi)でも疑問の聲が上がっている。複數(shù)の日本人は、「日本で、酵素を服用している人は少ない」と聲をそろえた。

東京のドラッグストアを取材してみたところ、酵素を扱っている店はあまりなかった。前出の「高級(jí)酵素」を生産しているある醫(yī)學(xué)研究所も、「この酵素は免稅店と共同で開発した商品」としたものの、この研究所のオフィシャルサイトでこの商品は紹介されていない。

つまり、この「高級(jí)酵素」は、日本人が來ない免稅店で、「外國人観光客」をターゲットに販売されている商品なのだ。タラ肝油や納豆、炊飯器などにも同じような商品の落とし穴がある。