通常、中央委員會は5年間に全體會議を7回招集する。2012年の第18回黨大會から現在までの3年間に第18期中央委員會は全體會議を4回召集した。改革開放以降の五中全會(中央委員會第5回全體會議)を振り返ると、第15期五中全會まで五中全會の會期は完全に定まっているわけではなく、會期は通常3~4日間だった。第11期五中全會の會期は1980年2月23日から29日、第13期五中全會は1989年11月6日から9日だった。第12期五中全會と第14期五中全會は共に9月に召集された。
議題を見ると、1995年の第14期五中全會以降、五カ年計畫の可決が主要議題となっている。第14期五中全會は「國民経済?社會発展の第9次五カ年計畫と2010年長期目標の策定に関する中共中央の提言」を可決した。その後の第10次五カ年計畫と第11次五カ年計畫、第12次五カ年計畫は共に五中全會で可決された。
人事も五中全會の注目點の1つだ。例えば第13期五中全會は「鄧小平氏の中共中央軍事委員會主席辭任への同意に関する中國共産黨第13期中央委員會第5回全體會議の決定」を採択し、江沢民氏を中共中央軍事委員會主席とすることを決定した。また、第17期中央委員會第5回全體委員會は習近平氏を中央軍事委員會副主席とすることを決定した。
過去の五中全會では、規律違反の幹部に関する中央紀律検査委員會による審査報告の審議も議題の1つとなってきた。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年10月26日