アジア鯉は中國の食卓でよく見られるグルメ料理だが、ここ數年の米國でアジア鯉が繁殖し始め、生態系を危機に陥れる「キラー」と化した。1970年代、水草の除去と水産養殖を助けるために、米國人はアジアからこの種の鯉を導入した。ただ、米國人は鯉を食さないので、彼らは急速に繁殖してしまった。
ところが、2015年7月、アジア鯉が米國人の食卓に出されるという、事態を一転するシーンが出現した。昔からアジア鯉を食べない米國人がなぜ突然食べ始めたのか?アジア鯉の試食活動を行なっている于泳琴さんによると、その秘密はアジア鯉の調理法にあるという。
今年59歳の于泳琴さんは、アジア鯉の業界に攜わって2年余りが経つ。彼女はアジア鯉の危機という報道からビジネスチャンスを思いつき、中東やヨーロッパなどに千トンを超えるアジア鯉を輸出している。(編集JK)
「人民網日本語版」2015年9月21日