中國銀行業監督管理委員會(銀監會)が10日に発表した2015年第2四半期(4-6月)の主要監督管理指標データによると、同期末の商業銀行(法人ベース)の不良債権殘高は1兆919億元(1元は約19.7円)で前期末比1094億元増加した。商業銀行の不良債権率は1.50%で、前期末比0.11ポイント上昇した。「証券日報」が伝えた。
銀行業の同期末の資産と負債の規模が緩やかに上昇した。データによると、同期末の銀行業を営む金融機関の人民元?外貨建て資産(國內外の資産)の総額は188兆5千億元で同12.75%増加し、大手商業銀行の資産額は77兆7千億元で全體の41.20%を占め、同9.36%増加した。株式制商業銀行の資産額は35兆元で18.59%を占め、同15.07%増加した。
銀行業を営む金融機関の人民元?外貨建て負債(國內外の負債)の総額は175兆2千億元で同12.20%増加し、大手商業銀行の負債額は72兆1千億元で全體の41.14%を占め、同8.68%増加した。株式制商業銀行の負債額は32兆9千億元で18.78%を占め、同14.66%増加した。
資本充足率は引き続き高い水準を維持した。同期末の商業銀行(海外銀行の中國支店を含まない)の加重平均した中核的自己資本充足率は10.48%で、前期末比0.81ポイント低下した。加重平均した自己資本充足率は10.79%で同0.15ポイントの低下、加重平均した資本充足率は12.95%で同0.18ポイントの低下だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年8月11日